蟲神器

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蟲神器(むしじんぎ)は、昆虫をテーマとしたトレーディングカードゲーム(TCG)。

開発元は株式会社大創出版で、全国のダイソー(DAISO)で販売されている[1][2][3]

2022年11月7日にスターターセットとブースターパックが発売された。2023年6月中旬にはブースターパックの第2弾が発売された。

遊び方[編集]

ゲームの準備[編集]

  • 対戦は2名のプレイヤーによって1対1で行われる。
  • 各プレイヤーは20枚のカードでデッキを構築する。
  • 同じ名前のカードは2枚まで入れられる。
  • 山札をシャッフルして場に置き、そこから裏向きのままで6枚のカードを場に置き、縄張りとする。
  • 山札からカードを4枚引き、初期手札とする。
  • ジャンケンやサイコロで先攻・後攻を決める。

勝利条件[編集]

  • 相手の縄張りを0にした状態で相手本体を攻撃する。
  • 相手が降伏する。
  • どちらかがドローの際に山札がなく、カードを引けなくなったら、その時点で縄張りの数が多い方の勝利。縄張りの数がお互いに同じ時は引き分けとなる。

カードの種類[編集]

分類 説明
虫カード カード左上に書かれたコストを支払い、場に出すことができる

場に出した場合、技を使って相手の虫または相手プレイヤーに直接攻撃することができる 技が2つ書かれている場合は、どちらの技を使うか選ぶことができる 相手の虫に攻撃した場合、体力にダメージを与える 攻撃された虫は、1ターンの間に体力を超えるダメージを受けた場合、破壊され捨て札に置かれる 赤の虫は緑に、青の虫は赤に、緑の虫は青に2倍のダメージを与える <>で書かれている技は、場に出た時や場に出ている間に効果を発揮する

強化カード カード左上に書かれたコストを支払い、自分の虫に重ねて場に出すことができる

強化カードがついた虫は、強化カードが破壊されない限りその効果を受け続ける 強化カードがついた虫が破壊されたり手札に戻ると、その強化カードは捨て札に置かれる

術カード カード左上に書かれたコストを支払い、効果を使うことができる

効果を発揮し終わると、すぐに捨て札に置かれる 術カードの効果により虫が破壊されたとしても、虫を破壊されたプレイヤーは縄張りを引かない

ターンの進行[編集]

フェイズ名 説明
ドローフェイズ 自分の山札の上からカードを1枚引き手札に加える。

(先攻1ターン目はスキップする)

セットフェイズ 自分の手札から好きなカードを1枚選び、表向きでエサ場に出せる。

エサをセットできる枚数は毎ターン1枚だけ。

エサにしたカードは効果を失う。

メインフェイズ 自分のエサ場に出ているエサと同数のコストを得る。

以下の行動を好きな順番で、好きな回数行う。

・コストを使い、手札から虫カードを場に出す

・コストを使い、手札から術/強化カードを使用する

・自分の場に出ている虫の技を選び、相手の虫を選んで攻撃する

 ※攻撃は毎ターン1つの虫ごとに1回のみ

 ※相手の場に虫がいない場合は、相手本体に攻撃を行う

エンドフェイズ 「ターンエンド」を宣告して相手ターンに移行する。

場に出ている相手の虫の体力は全て無傷の状態に回復する。 ※カードの効果により回復しない場合あり

カードリスト[編集]

発売日 商品名
2022年11月7日 蟲神器 スターターセット
2022年11月7日 蟲神器 ブースターパック
2023年6月中旬 蟲神器 ブースターパック2
2023年11月24日 蟲神器 ブースターパック 命脈の供物[4]

脚注[編集]

  1. ^ 株式会社インプレス (2022年11月18日). “ダイソー初のオリジナルTCG「蟲神器」プレイレポート 110円で2人分揃う驚愕のコスパ! そのゲーム性や入手方法をチェック”. HOBBY Watch. 2023年3月10日閲覧。
  2. ^ 浅見裕俊「ダイソー「100均トレカ」即日完売の裏側 なるかポケモンカード超え」『日経クロストレンド』2024年2月6日。2024年2月8日閲覧
  3. ^ 沼澤典史:清談社「ダイソーの「トレーディングカード」なぜ大人気?開発者が語る秘話とは」『ダイヤモンド・オンライン』2023年2月24日。2024年2月8日閲覧
  4. ^ 大創出版 [@daisosyuppan] (2023年11月24日). "🌟【蟲神器第3弾ブースターパック本日発売!!】". X(旧Twitter)より2024年2月8日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]