若狭屋甚五郎

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若狭屋 甚五郎(わかさや じんごろう、生没年不詳)とは、江戸時代末期から明治時代にかけての江戸地本問屋である。

来歴[編集]

若甚と号す。慶応2年(1866年)2月に福岡屋忠兵衛から株を譲り受けた。明治元年に四谷伝馬町2丁目善兵衛地借、また南伝馬町3丁目で地本問屋を営業している。主に月岡芳年3代目歌川広重豊原国周錦絵を出版している。

作品[編集]

  • 豊原国周 「月雪花一眼千金」 大判揃物 慶応3年(1867年) 役者絵「はこねの雪」、「よし原のさくら」など
  • 月岡芳年 「武田勇士血戦之図」 大判3枚続 明治元年(1868年)
  • 3代目歌川広重 「東京築地ホテル館」 大判3枚続 明治3年(1870年)
  • 3代目歌川広重 「東京繁盛馬車往返」 大判3枚続 明治4年(1871年) 東京都立中央図書館所蔵

参考文献[編集]