粘度指数

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粘度指数(ねんどしすう、英語: viscosity index、略称:VI)は、潤滑油粘度温度依存性を表す指数。数値が大きいほど温度による粘度変化が小さいことを示す。

現行の方式では指数は、40℃における動粘度と100℃における動粘度から算出される。

粘度指数は1929年にErnest Woodward DeanとGarland Hale Barr Davisにより考案された以降石油業界を中心に広く用いられ、現在においても規格化され運用されている。 指数はナフテン系となるガルフ・コーストの原油から作られた潤滑油を0、パラフィン系となるペンシルバニアの原油から作られた潤滑油を100としたものであるが、これはあくまで基準の数値であり0以下のマイナスとなる事も100を超える事もある。計算方法は当初のものと現在のものは若干異なり精度向上や潤滑油の進歩に合わせるため幾度か改良が加えられているが、基本的な考え方は変わっていない。

似たような指数としてはドイツを中心として欧州で用いられた粘度標高(viscosity pole height)があり、こちらは粘度指数とは逆に数値が小さい程ほど温度による粘度変化が小さくなる。現在では粘度標高は使用されていない。

参考文献[編集]

  • JIS K2284 石油製品動粘度指数算出法

関連項目[編集]