県 富世(あがた の とみよ、生没年不詳)は、平安時代前期の官人。姓は造。官位は従八位上・斎宮寮史生。
清和朝の貞観9年(867年)斎宮寮史生の官職にあったが、上官の斎宮助・藤原豊本を斬殺する。翌貞観10年(868年)太政官論奏により、本来斬刑に処すべきところ罪一等を減じて遠流に処された。
『日本三代実録』による。