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田ノ口村 (岡山県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たのくちそん
田ノ口村
廃止日 1907年4月1日
廃止理由 新設合併
田ノ口村鴻村琴浦村
現在の自治体 倉敷市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 岡山県
児島郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 2,682
(角川日本地名大辞典 33 岡山県』697頁、1891年)
隣接自治体 日比町荘内村灘崎村郷内村小田村、鴻村
田ノ口村役場
所在地 岡山県児島郡田ノ口村
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田ノ口村(たのくちそん[1])は、岡山県児島郡にあった。現在の倉敷市の一部にあたる。

地理

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児島半島の南部に位置していた[2]

歴史

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  • 1889年(明治22年)6月1日、町村制の施行により、児島郡引網村、田之口村が合併して村制施行し、田ノ口村が発足[1][2]。旧村名を継承した引網、田ノ口の2大字を編成[2]
  • 1902年(明治35年)引網漁業組合設立[2]
  • 1903年(明治36年)田ノ口漁業組合設立[2]
  • 1906年(明治39年)4月1日、児島郡木見村大字山村を編入[1][2]。3大字となる[2]
  • 1907年(明治40年)4月1日、児島郡鴻村と合併し琴浦村を新設して廃止された[1][2]。合併後、琴浦村大字引網・田ノ口・山村となる[2]。その後、田口は田口と表記される[2]

地名の由来

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古くは田ノ口ノ津と称され、山すそで水田も少なく、すぐ海となり湊があったことによるものか[2]

産業

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  • 農業、漁業、製塩、海運、織物[2]
  • 1893年(明治26年)織物太盛が操業して織物製造を開始[2]

教育

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  • 1876年(明治9年)仙随小学開校[2]。1890年(明治23年)仙随小学校、琴浦小学校を廃止して田ノ口尋常小学校を設置[2]。1906年(明治39年)木見小学校の支校を山村小学校に改称[2]

脚注

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  1. ^ a b c d 『市町村名変遷辞典』470頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『角川日本地名大辞典 33 岡山県』697-698頁。

参考文献

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関連項目

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