三神峯公園

三神峯公園 Mikamine Park
分類	都市公園 > 特殊公園 > 風致公園
所在地	日本 宮城県仙台市太白区三神峯一丁目
面積	8.1031 ha
前身	仙台陸軍幼年学校 → 旧制 第二高等学校・明善寮（学生寮）
開園	1967年（昭和42年）
運営者	仙台市
設備・遊具	三神峯遺跡、芝生広場、四阿
アクセス	仙台市営バス 西多賀一丁目西・三神峯公園入口バス停

三神峯公園（みかみねこうえん）は、宮城県仙台市太白区にある風致公園。仙台市南部の桜の名所として知られる。

概要

青葉山東南の台地、長町副都心の西約2kmに位置する風致公園。仙台市内一、多くの桜の木が植樹されており、シーズン時には多くの花見客でにぎわう。公園の大部分が三神峯遺跡に指定されている。

歴史

公園内には三神峯遺跡が所在し、縄文時代前期に大規模な集落が存在したと推測されている。8棟の竪穴式住居の遺構が発見されたほか、縄文土器や石器も出土している。

1937年には仙台陸軍幼年学校が設置される。1945年より旧制 第二高等学校の校舎として利用され、1949年には明善寮（学生寮）も建設された。1958年に青葉区川内へ移転した。明善寮も、現在は青葉区上杉に移転している。

年表

• 縄文時代前期 - 大規模な集落を形成。
• 1937年（昭和12年）4月1日 - 仙台陸軍幼年学校設置。
• 1945年（昭和20年）
  • 7月10日 - 仙台空襲により罹災。
  • 8月15日 - 終戦に伴い、廃止。旧制 第二高等学校三神峯校舎として使用。
• 1949年（昭和24年）
  • 東北大学第一教養部富沢分校となる。
  • 5月 - 明善寮建設。
• 1958年（昭和33年） - 川内校舎へ移転。
• 1967年（昭和42年） - 開園。
• 1973年（昭和48年） - 仙台市教育委員会による遺跡調査により、仙台市内で初めて縄文時代前期の竪穴式住居跡が発見された。

三神峯遺跡

公園内の約7.5haが遺跡に指定されている。三神峯遺跡は古くから知られており、1928年 東京大学発行の「石器時代遺物発見地名表」に掲載されている。1967年、宮城教育大学による初めての本格的な遺跡調査を実施。1973年、仙台市教育委員会による調査によって、3棟の縄文時代前期の竪穴式住居跡を発見。1975年の調査では、新たに5棟の竪穴式住居跡のほか、1基の土器埋設遺構、多数の土器や石器が発見された。

周辺

• 東北大学電子光理学研究センター
• 聖和学園高等学校三神峯キャンパス
• 仙台市立西多賀中学校

外部リンク

• 三神峯公園 （杜の都　緑の名所100選）
• 三神峯公園の碑 （太白区まちづくり推進協議会）