「ヴォードヴィル」の版間の差分

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2011年8月14日 (日) 15:20時点における版

ヴォードヴィルまたは、ボードビルvaudeville)とは、米国においての舞台での踊り手品漫才などのショー・ビジネスのことである。ヴォードヴィルを演じる者はヴォードヴィリアンVaudevillian)と呼ばれる。

米国におけるヴォードヴィル(イギリスでのミュージック・ホールに該当する)は、初期サイレント映画の歴史の中で重要な位置を占めている。

トーマス・エジソンは最初の映画の題材のいくつかにヴォードヴィルの見せ物を取り上げている。また、ヴォードヴィルやミュージック・ホールのための演芸場は、映画を観客に見せるための最初の公共の場所(巡回公演もその一つ)であった。

ヴォードヴィルやミュージック・ホールのための出し物をフィルムに記録することは、初期映画にとって重要な要素であった。ヴォードヴィルやミュージック・ホールには他の人気のあった劇場とともに、多くの演者(見せ物師)がいたからである。

チャーリー・チャップリンバスター・キートンローレル&ハーディマルクス兄弟ジミー・デュランテといった、1910年代から20年代スラップスティック・サイレント・コメディの有名なスターたちは、ヴォードヴィルやミュージック・ホールに出演したのちに映画産業に入った。

そして彼らはヴォードヴィルの伝統をトーキーの時代になっても続けていった。しかし、結果的に映画はヴォードヴィルという形態を衰滅させた主要な要因であった。