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2009年4月11日 (土) 18:01時点における版
無産者新聞(むさんしゃしんぶん)は大正末期から昭和初期にかけて発行されていた日本の政治新聞。『赤旗』が発行されるまでは、労働者階級の立場に立った唯一の新聞だった。
概要
1925年(大正14年)創刊。編集長にはソビエト連邦から帰国した直後の佐野学が就任した。表向きは「無産者新聞社」を発行元とする合法機関紙であったが、実際の発行元は日本共産党の再建ビューローだった。
当初は半月刊で、旬刊、週刊、週5日の発行に変化した。労働者農民党の門戸解放や中国への不干渉を主張したが、1929年(昭和4年)に発禁処分を受け、238号で廃刊。『第二無産者新聞』として続刊され、1932年(昭和7年)、96号をもって『赤旗』に吸収された。