爆轟特徴数の簡易推定法
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爆轟特徴数の簡易推定法(ばくごうとくちょうすうのかんいすいていほう)は、爆速・爆轟圧力などの爆轟特徴数 (detomation characteristics) を組成と化学構造から理論的に推定する方法である。
実在する爆薬64種類の推定値と実測値との比較では、95%が誤差5%以内に収まる。
算出
[編集]最大密度で爆発したときの爆速D(m/s)と爆轟圧力P(GPa)は、次式で推定できる。
- MW=分子量
- G=液体爆薬の場合は0.4、固体爆薬の場合は0。
- A=化合物が芳香族の場合は1、それ以外は0。
- n(O)=酸素原子数
- n(N)=窒素原子数
- n(H)=水素原子数
- n(B)=爆発反応の後に余った酸素の原子数、酸素不足の場合は0とする。
- n(C)=炭素に直接二重結合している酸素原子の数
- n(D)=炭素に直接単結合している酸素原子の数
- n(E)=硝酸エステル基の数、あるいは硝酸塩の数
実測値と推定値との比較
[編集]爆薬 | 実測爆速 | 推定爆速 |
---|---|---|
HMX | 9140 | 9050 |
RDX | 8850 | 8950 |
TNT | 6960 | 6670 |