熱線法

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熱線法(ねっせんほう、: Hot wire method)とは、最初、H.S.Carslaw & J.C.Jaeger[1]が著書の中で、径方向定常熱流法に属する同心円筒法で、中心の熱源に1本の金属抵抗線を用い、その電気抵抗値の変化で温度を測定する方法を "Hot wire method" と称されたが、1960年にHaupin[2]が、熱電対を熱源として非定常状態熱伝導率を測定する方法を考案し、"Hot wire method" と呼んだことから、日本ではこれを「熱線法」と訳して広く行きわたることになった。

正式には非定常熱線法と呼ぶべきものであり、流体分野では細線加熱法と称されているものである。

参考文献[編集]

  1. ^ Carslaw.H.S. , JaegerJ.C.(1959).Conduction of Heat in Solid, 2nd ed. Oxford University Press.
  2. ^ Haupin W.E.(1960)、J.Am.Ceram.Soc.Bull,39,139.

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