澤村宗十郎 (4代目)
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四代目 澤村宗十郎(よだいめ さわむら そうじゅうろう、天明4年〈1784年〉 - 文化9年12月8日〈1813年1月10日〉)とは、江戸時代中期の歌舞伎役者。俳名は遮莫・訥子、屋号紀伊国屋。紋は丸にいの字。
来歴
[編集]三代目澤村宗十郎の息子で母は四代目松本幸四郎の娘。弟に二代目澤村田之助がいる。寛政3年(1791年)正月、澤村源之助と名乗り江戸市村座で初舞台を踏んだ。その後父や弟の鐵之助(二代目田之助)とともに江戸と上方を行き来するが、享和元年(1801年)に父宗十郎が没す。文化5年(1808年)、五代目岩井半四郎らとともに信州や越後で旅回りをする。文化8年11月、市村座において四代目澤村宗十郎を襲名し大当りをとるが、翌年12月病により没す。享年29。
立役を本領として時代物世話物のいずれもよく演じた。養子に五代目澤村宗十郎(三代目助高屋高助)、門人に三代目澤村源之助がいる。
参考文献
[編集]- 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館編 『演劇百科大事典』(第3巻) 平凡社、1986年
- 野島寿三郎編 『歌舞伎人名事典』(新訂増補) 日外アソシエーツ、2002年