深山の乙女 (1917年の映画)

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深山の乙女
The Raggedy Queen
監督 シオドア・マーストン
脚本 ジョン・C・ブラウネル
原作 ネル・B・ブロンソン
出演者 ヴァイオレット・マースロウ
製作会社 ブルーバード映画
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー
日本の旗 播磨ユニヴァーサル商会
公開 アメリカ合衆国の旗 1917年12月3日
日本の旗 1918年3月30日
上映時間 約50分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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深山の乙女』(みやまのおとめ、英語: The Raggedy Queen, 「おんぼろの女王」の意)は、1917年(大正6年)製作・公開、ブルーバード映画製作、ユニバーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー配給によるアメリカ合衆国サイレント映画である[1]

略歴・概要[編集]

1916年(大正5年)にユニバーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー(現在のユニバーサル・ピクチャーズ)の子会社として設立されたブルーバード映画が、1917年に製作し、ユニバーサル社が配給して、同年12月3日にアメリカ合衆国で公開された[1]ロケーション撮影ペンシルベニア州で行った[1]

日本では、播磨勝太郎が1916年に設立した播磨ユニヴァーサル商会が独占配給し[2]1918年(大正7年)3月30日[3]に東京・浅草公園六区帝国館を皮切りに全国で公開された[4]。同年8月、帰山教正映画芸術協会が同名のオリジナルシナリオによる映画『深山の乙女』の製作を開始、翌1919年(大正8年)9月13日、天然色活動写真(天活)が配給・公開している[5]

現在、本作の上映用プリントは現存しないと推測されている[6]

スタッフ・作品データ[編集]

キャスト[編集]

クレジット順

関連事項[編集]

[編集]

  1. ^ a b c d The Raggedy Queen, Internet Movie Database (英語), 2010年7月5日閲覧。
  2. ^ a b 日本映画発達史 I 活動写真時代』 、田中純一郎中公文庫、1975年12月10日 ISBN 4122002850, p.257-261.
  3. ^ 『20世紀アメリカ映画事典』、編・畑暉男カタログハウス、2002年4月、ISBN 4905943507, p.109.
  4. ^ 『ブルーバード映画の記録』 : 製作・著・発行山中十志雄・塚田嘉信、1984年4月、p.7.
  5. ^ 深山の乙女日本映画データベース、2010年7月5日閲覧。
  6. ^ The Raggedy Queen, silentera.com (英語), 2010年7月5日閲覧。
  7. ^ Grace Barton - IMDb(英語), 2010年7月5日閲覧。
  8. ^ Donald Hall - IMDb(英語), 2010年7月5日閲覧。
  9. ^ Charles Slattery - IMDb(英語), 2010年7月5日閲覧。
  10. ^ Frank Otto - IMDb(英語), 2010年7月5日閲覧。

外部リンク[編集]