格子欠陥フォーラム

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格子欠陥フォーラム(こうしけっかんフォーラム、Lattice Defect Forum)は、1958年日本物理学会会員などが中心に設立された「格子欠陥会議」に端を発する研究会である。

1991年に研究会の名称を変更し、現在の「格子欠陥フォーラム」とした。運営は、日本物理学会領域10格子欠陥・ナノ構造分科が現在行っている(格子欠陥会議時代は、格子欠陥会議事務局が運営)。格子欠陥ナノ構造の物性に関わる研究成果などを議論し、更なる分野の発展のために設立された。格子欠陥会議の発足から60年以上の歴史を持ち、格子欠陥を主題とする日本の研究会として、最も古い歴史を持つ研究会である。年に1度行われている。

歴史[編集]

  • 2020年(第30回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥の現在そして広がる未来 ”これまでの20年とこれからの20年” ”格子欠陥とアート”」
  • 2019年(第29回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥とマテリアルズ・インフォマティクス」
  • 2018年(第28回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥研究における理論・実験・計算の最前線」
  • 2017年(第27回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥による摩擦・摩耗特性の制御」
  • 2016年(第26回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥材料のマルチスケール計算科学」
  • 2015年(第25回格子欠陥フォーラム):「材料の強化と劣化のサイエンス」
  • 2014年(第24回格子欠陥フォーラム):
  • 2013年(第23回格子欠陥フォーラム):「電池材料中の格子欠陥」
  • 2012年(第22回格子欠陥フォーラム):「材料科学のための欠陥制御・評価」
  • 2011年(第21回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥が担うエネルギー・環境材料に関する挑戦課題」
  • 2010年(第20回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥による物質の機能性劣化と機能性制御」
  • 2009年(第19回格子欠陥フォーラム):「半導体格子欠陥の最前線」
  • 2008年(第18回格子欠陥フォーラム):「欠陥研究、その明日への挑戦」
  • 2007年(第17回格子欠陥フォーラム):「Forum of Lattice Defects」
  • 2006年(第16回格子欠陥フォーラム):「様々な物質の中で見られる格子欠陥 〜金属、半導体から液晶、タンパク質まで〜」(1996年ノーベル化学賞を受賞したハロルド・クロトーフロリダ州立大学)が講演)
  • 2005年(第15回格子欠陥フォーラム):「原子・電子レベルで観る格子欠陥・ナノ構造」
  • 2004年(第14回格子欠陥フォーラム):「固体強度に関するモデリングとシミュレーション -最近の発展から-」
  • 2003年(第13回格子欠陥フォーラム):「原子・分子操作を用いた欠陥・ナノ構造の制御」
  • 2002年(第12回格子欠陥フォーラム):「21世紀の格子欠陥研究に残された課題」
  • 2001年(第11回格子欠陥フォーラム):「高欠陥濃度状態」
  • 2000年(第10回格子欠陥フォーラム):「これから20年の格子欠陥研究 & 実空間・実時間で格子欠陥を視る」
  • 1999年(第09回格子欠陥フォーラム):「固体中の原子ジャンプ及び拡散」
  • 1998年(第08回格子欠陥フォーラム):「シリコン炭素系物質中の格子欠陥」
  • 1997年(第07回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥の原子・電子描像」
  • 1996年(第06回格子欠陥フォーラム):「転位;現状と将来の展望」
  • 1995年(第05回格子欠陥フォーラム):「ナノ結晶、メゾスコピック系物質の物性と格子欠陥」
  • 1994年(第04回格子欠陥フォーラム):「点欠陥の動的挙動を中心として」
  • 1993年(第03回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥物理の新展開」
  • 1992年(第02回格子欠陥フォーラム):「半導体プロセスと格子欠陥」
  • 1991年(第01回格子欠陥フォーラム):「格子欠陥21世紀の課題」
  • 1990年(第30回格子欠陥会議):
  • 1987年(第28回格子欠陥会議):「超微細相互作用と陽電子消滅 ー核物理と材料物性の接点ー」[1]
  • 1986年(第27回格子欠陥会議):
  • 1985年(第26回格子欠陥会議):「極端条件下での格子欠陥の研究」[2]
  • 1984年(第25回格子欠陥会議):
  • 1983年(第24回格子欠陥会議):
  • 1982年(第23回格子欠陥会議):
  • 1981年(第22回格子欠陥会議):
  • 1980年(第21回格子欠陥会議):「金属の点欠陥における問題点」[3]
  • 1979年(第20回格子欠陥会議):「固体表面と格子欠陥」[4]
  • 1978年(第19回格子欠陥会議):
  • 1977年(第18回格子欠陥会議):
  • 1976年(第17回格子欠陥会議):
  • 1975年(第16回格子欠陥会議):
  • 1958年(第01回格子欠陥会議)[5]

脚注[編集]

  1. ^ 人事公募,学術的会合」『日本物理學會誌』第42巻第8号、1987年、790頁、doi:10.11316/butsuri1946.42.8.7852024年3月5日閲覧 
  2. ^ 掲示板 (人事公募学術的会合その他)」『日本物理學會誌』第40巻第7号、1985年、559-565頁、doi:10.11316/butsuri1946.40.7.5592024年3月5日閲覧 
  3. ^ 人事公募,学術的会合,その他」『日本物理學會誌』第35巻第8号、1980年、729-733頁、doi:10.11316/butsuri1946.35.8.7292024年3月5日閲覧 
  4. ^ 「掲 示 板 (人事公募,学術的会合,その他)」『日本物理學會誌』第34巻第8号、1979年、730-737頁、doi:10.11316/butsuri1946.34.8.7302024年3月5日閲覧 
  5. ^ 角野浩二東北大名誉教授の講演”. 2021年7月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]