栓クラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自分の栓を提示する会員。 この栓は金属製の特注品であるが、 多くの場合、コルク製やゴム製のものが用いられる。
栓クラブが存在する町。 バイエルン州(青色で強調)に集中している。

栓クラブ(せんクラブ、ドイツ語:Stopselclub)とは社交クラブの一つである。その会員はを常に携帯しなければならない[1][2][3]

栓クラブに所属する会員同士が出会うと、互いに栓の提示を要求することができる。 自宅に忘れるなどして、栓を提示できない会員は少額の罰金を支払う必要がある[4]。 通常この罰金は次のクラブ会議でビールを購入する資金となる。

遅くとも20世紀半ばには、ドイツのバイエルン州で栓クラブが生まれている[5]。 現在バイエルン州には100以上もの栓クラブが存在する[注 1]

慈善事業を支援する栓クラブもある[6][7]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 右図(栓クラブがある町)を参照。

出典[編集]

  1. ^ Stopselclub: Vergessliche füttern die Vereinskasse”. Merkur.de. 2017年6月16日閲覧。
  2. ^ Stopselclub pflegt die Geselligkeit”. OVB online. 2017年6月16日閲覧。
  3. ^ Was ist ein Stopselclub?”. Mittelbayerische. 2017年6月16日閲覧。
  4. ^ Dieser Fanclub drückt Bayern UND 1860 die Daumen”. tz online. 2017年6月16日閲覧。
  5. ^ Geschichte”. Stopselclub Harthausen. 2017年6月16日閲覧。
  6. ^ Übergabe: Was für eine Spende”. Augsburger Allgemeine. 2017年6月16日閲覧。
  7. ^ Abensberger helfen Bäckerei in Nicaragua”. Mittelbayerische. 2017年6月16日閲覧。