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攻撃斜面

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
河川の曲部の断面図。

攻撃斜面(こうげきしゃめん、英語: undercut slope[1]:64)、または水衝部[2]:191(すいしょうぶ)は、湾曲している河川の外側に形成される斜面地形で、滑走斜面英語版と対をなすものである[3]:3161

直線部から曲線部に河川が移行する際、水流は直線を保とうとするため攻撃斜面付近において川面の高さは最も高くなる。このため河床付近においては表面の流れとは逆向きに、河川の滑走斜面英語版に向かった流れが発生し、これがポイントバーを形成する。すなわち侵食堆積が同時に発生するため、川幅は変化せず攻撃斜面が形成された方向に河川の湾曲が進行する[2]:191

脚注

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  1. ^ 日本地質学会 編『地質学用語集』共立出版、2004年9月。ISBN 978-4-320-04643-6NCID BA68979936OCLC 76914697OL 31850919M 国立国会図書館書誌ID:000007496141 全国書誌番号:20681658 
  2. ^ a b 松倉公憲『地形学』朝倉書店、2021年9月1日。ISBN 978-4-254-16077-2NCID BC09567566OCLC 1267333088国立国会図書館書誌ID:031624974 全国書誌番号:23586669 
  3. ^ "undercut slope". Dictionary Geotechnical Engineering (2014 ed.). Heidelberg: Springer-Verlag. 24 August 2014. doi:10.1007/978-3-642-41714-6_210154. ISBN 978-3-642-41714-6. 2021年12月26日閲覧

関連項目

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外部リンク

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