捨てコンクリート

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捨てコンクリート(すてコンクリート)[注釈 1]は、地業後に基礎や型枠の墨出し、型枠鉄筋の受け台として設けるものである。

地業は必ずしも平坦に施工されているわけではない。鉄筋のかぶり厚は建物の耐久性に最も影響を及ぼす要因であるが、捨てコンがないとスペーサが安定せず、部分的に鉄筋かぶり厚が不足する場合がある。厚さは粗骨材寸法が25mmであれば、セメントペーストと分離しないように50mm以上とする。

元来、ミキサーで練られる1杯目は水分量が計算通りにならないため、捨てられる。 このコンクリートを指す言葉であった。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 捨てコン(すてコン)と呼ばれることがある。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 山辺豊彦 「ヤマベの木構造」エクスナレッジ、2009年