手口

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

手口(てぐち、ラテン語: modus operandi)とは、ビジネスにおける取引上の手法、または犯罪捜査の文脈において犯人の習慣とする犯罪手法を指す[1]

用語[編集]

犯罪捜査[編集]

この用語は、多くの場合、警察の捜査の文脈において、犯罪者によって用いられる手法を意味する。 犯罪者プロファイリングでも使用されており[2]、犯罪者の心理への手がかりを見つけるのに役立つ[3]。主に犯罪者の犯罪行為、隠匿、および逃走行為、を調査分析することから成る[1]。容疑者の手口を知ることによって、彼らの身元確認、逮捕、または制圧をする上で重要な助けになり、異なる事件間における関連を推定する手掛かりとする[4]

株取引[編集]

日本においては、証券取引所の株式の売買取引で、ある銘柄の取引を、どの証券会社が何株売ったか(売り手口)、どの証券会社が何株買ったか(買い手口)という売買状況を示す[5] [6]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ a b Douglas, J. E. and A. W. Burgess, A. G. Burgess, R. K. Ressler. Crime classification manual (John Wiley & Sons, 2006)
  2. ^ Vronsky, R. Serial Killers (Berkley Books, 2004) ISBN 0-425-19640-2, p. 412.
  3. ^ Hazelwood, R. R, A. W. Burgess, Practical Aspects of Rape Investigation, (CRC Press, 2001) ISBN 0-8493-0076-2, p. 517.
  4. ^ Berg, B.L. Criminal Investigation (McGraw Hill, 2008) ISBN 978-0-07-340124-9
  5. ^ 手口|証券用語解説集|野村證券”. 野村證券. 2019年5月25日閲覧。
  6. ^ 手口 (てぐち) | 証券用語集 | 乙女のお財布”. www.tokaitokyo.co.jp. 2019年5月25日閲覧。