已己巳己
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已己巳己（いこみき）は、「已」「己」「巳」の3種の字形がそれぞれ似ていることから、互いによく似ているもののことを譬えて使われる語である[1][2][3][4]。1つ目の「己」は、呉音に従って「こ」と、2つ目の「己」は漢音に従って「き」と発音される[5]。類義語としては「瓜二つ」「大同小異」、対義語としては「雲泥の差」「不一致」などが挙げられる[6]。
似たような字形を並べた四字熟語に「烏焉魯魚」「魯魚亥豕」「魯魚章草」などがあるが、これらは書き誤りやすい文字のことを指す語である[7][8]。ほかに、「烏焉馬」という熟語もあり、これももともとは書き誤りやすい文字のことを指す語であったが、転じて紛らしいものをいう語としても用いられる[9]。
脚注[編集]
- ^ “已己巳己（いこみき）の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2021年8月16日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 精選版. “已己巳己とは”. コトバンク. 2021年8月16日閲覧。
- ^ “「已己巳己」（いこみき）の意味”. yoji.jitenon.jp. 2021年8月16日閲覧。
- ^ “「已己巳己」「侃侃諤諤」「罵詈讒謗」って分かる？ 読めたらスゴい難読四字熟語”. ねとらぼ. 2021年8月16日閲覧。
- ^ “No. 657 【已己巳己】 いこみき｜今日の四字熟語・故事成語｜福島みんなのNEWS - 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事”. fukushima-net.com. 2021年8月16日閲覧。
- ^ “「已己巳己」って分かる？読めたらスゴい難読四字熟語 - ローリエプレス”. laurier.excite.co.jp. 2021年8月16日閲覧。
- ^ 八重樫一. “No.1316 【烏焉魯魚】 うえんろぎょ”. 福島みんなのNEWS. 今日の四字熟語・故事成語. 2022年8月5日閲覧。
- ^ 川越泰博 (2011年10月6日). “漢字はおもしろい”. YOMIURI ONLINE（読売新聞）. Chuo Online. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “烏焉馬とは”. コトバンク. 2022年8月5日閲覧。