大陸科学院

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大陸科学院

大陸科学院(たいりくかがくいん)は、満州国に設けられた研究機関。鈴木梅太郎が院長を務めていたことでも知られている。

概要[編集]

満州国の国務総理大臣直属機関として、1935年(康徳2年)に設置された。日本の理化学研究所との関係が深く、理研所長の大河内正敏は顧問に就任し、鈴木梅太郎もその縁で第2代院長に就任している。

組織[編集]

1940年(康徳7年)時点

  • 総務科

研究室[編集]

  • 院長研究室
  • 農産化学研究室
  • 林産化学研究室
  • 畜産化学研究室
  • 生物化学研究室
  • 有機化学研究室
  • 無機化学研究室
  • 土性研究室
  • 燃料研究室
  • 動力及工作機械研究室
  • 上下水研究室
  • 土木研究室
  • 建築研究室
  • 防毒化学研究室

試験室[編集]

  • 理化学試験室
  • 木材試験室
  • 低温試験室
  • 機械工作試験室

その他機関[編集]

  • ハルビン分室
  • 衛生技術廠
  • 獣疫研究所
  • 馬疫研究処
  • 地質調査所
  • 科学振興懇談会

歴代院長[編集]

  1. 直木倫太郎
  2. 鈴木梅太郎
  3. 直木倫太郎
  4. 大村卓一

関連項目[編集]