即時グロス決済
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即時グロス決済(そくじグロスけっさい、Real time gross settlement、RTGS)は、資金移動システムにおける決済処理方式の一種である。決済を1件ずつ即時に行う方法であり、決済の停滞が連鎖することによるシステミック・リスクを低減できる[1]。
時点ネット決済の対になる処理方式で、日本では以下の決済システムで導入されている[1]。
- 2001年1月 - 日本銀行当座預金決済・国債決済
- 2008年10月 - 外国為替円決済制度
- 2011年11月 - 全国銀行内国為替制度(全銀システム)[注釈 1]
流動性節約機能
[編集]即時グロス決済には、支払指図送信時に資金不足であると拒絶・返戻されてしまうため、時点ネット決済よりも多くの資金や担保を用意しておかなければならないというデメリットが存在した[2]。
流動性節約機能では、資金不足時でも即座には拒絶・返戻せずに一旦待ち行列に待機させておき、待ち行列内のほかの支払指図やそれ以降に受信した新たな支払指図の中から決済可能な二者間ないし多者間の組み合わせを検索して都度同時決済することにより、流動性を節約する[2]。
日本では、2008年10月より日本銀行の当座預金決済で導入された[1]。
RTGS採用システム
[編集]RTGSを採用した通貨
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “RTGS(即時グロス決済)とは何ですか?”. 教えて!にちぎん. 日本銀行. 2025年12月2日閲覧。
- ^ a b “日本銀行当座預金における流動性節約機能とは何ですか?”. 教えて!にちぎん. 日本銀行. 2025年12月2日閲覧。
- ^ “What are Fedwire Transfers?” (英語). B2B Payments. アメリカン・エキスプレス. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年12月2日閲覧。
- ^ “Zimbabwe launches new gold-backed currency - ZiG”. BBC (2024年4月6日). 2024年4月6日閲覧。