全仏学生連盟 (1971)

全仏学生連盟

団体種類	学生自治会
設立	1971年3月（分裂後最初の革新派の大会開催月、UNEF自体は1907年5月）
主要人物	ギ・コノプニッキ マリー-ピエール・ビュー
会員数	約5,000人（1999年）
標語	ずばり、仏学連だ！（仏：L'UNEF tout simplement !）
解散	2001年7月

1971年に結成された全仏学生連盟（ぜんふつがくせいれんめい 仏：Union nationale des étudiants de France）は全仏学生連盟（UNEF）の分裂によって生まれた学生自治会であり、2001年の全仏学生連盟-自治・民主（自治・民主派/UNEF-ID）との再統合まで存続した。71年-82年の間は全仏学生連盟-革新（ぜんふつがくせいれんめい-かくしん 仏：Union nationale des étudiants de France - Renouveau 略：革新派/UNEF-Renouveau）を名乗り、1982年-2001年の間は後述する理由のために全仏学生連盟-学生連帯（ぜんふつがくせいれんめい-がくせいれんたい 仏：Union nationale des étudiants de France - Solidarité étudiante 略：連帯派/UNEF-SE）と呼ばれていた。

名称について

「UNEF」という名称については、71年に分裂した片割れの統一派や63年から71年の間活動していたUNEFの下部組織である理学系学生協同組合（ACES）も含め、それぞれの組織が提起した数多くの訴訟について、いずれの組織にも有利な判決が出ることはなく、これらの組織は1979年に名称についての主張を取り下げることとなった。

1971年以前のUNEF内における派閥としての「革新（Renouveau）」という名前にちなんで1982年まで全仏学生連盟-革新（革新派/UNEF-Renouveau）として知られていたが、82年以降は学生連帯路線の採用により全仏学生連盟-学生連帯（連帯派/UNEF-SE）と呼ばれるようになった。革新派は、トロツキスト-ランベルティストに支配された統一派とその後継の自治・民主派と比べると、共産主義学生同盟（UEC）、キリスト教学生同盟（JEC）、およびミッテラン派やCERES（社会主義調査研究センター、ジャン＝ピエール・シュヴェーヌマンに近い社会党の少数理論家集団）といった非共産主義左派の特定の派閥の学生たちによって率いられていた。(CERESはドヴェケ法反対運動の後、86年に社会主義・共和国（SR）と名前を変え、1987年5月の大会で自治・民主派に合流した。)

内部構造

統一派やその後継の自治・民主派とは異なり、一貫して「全仏学生連盟（UNEF）」という名称を主張し、この主張を裏付けるように、分裂前の最後のものであった1969年の規約を公式に保持していた。しかし、この規約が順守されることはなく、規約と大きく矛盾する内部規約（その要点の多くは忘れ去られている）を「明文化」した。

90年代半ばにおいて、UNEF（連帯派）はパリ地域の学校ごとに1つ、地方の町ごとに1つある総学生会（AGE）により構成されていた。それぞれの総学生会はほぼ自治権を確立しており、それぞれが独自の規約と慣行に従って運営されていた。

（理論的には、総学生会は1969年規約の「行動委員会」から継承された自律的な学生自治会であったが、実際にはほとんどそうではなかった。）

UNEFは、最初は毎年、後に2年ごとに開催される、（代議員）大会によって、多数決、非ブロック・リスト方式（大会によって選出された委員会がリストを提案し、投票用紙にはすべての候補者が記載され、最多得票の31人の候補者が選出される）で選出された31人の委員からなる中央書記局によって運営されていた。各総学生会が選出する代議員の数はその会員数によって定められていた。 委員長、書記局長、会計から構成され、書記局長と中央本部から選出された4、5人のメンバーで構成される中央書記局が、UNEFの執行部を構成していた。一般的に、執行部は中央本部に数人の反対者を配置した。 中央委員会は、中央本部の31名のメンバーに加え、各総学生会ごとの2名の代表者（規則では委員長と幹事、実際には総学生会が会議ごとに自由に任命した）で構成されていた。中央委員会は、大会間の主要な討論の場であった。