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一酸化ポロニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一酸化ポロニウム
特性
化学式 PoO
モル質量 224.98 g/mol
外観 黒色固体[1][2]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一酸化ポロニウム(Polonium monoxide)は、化学式PoOで表される化合物である。ポロニウムの3種類の酸化物のうちの1つで、他の2つは二酸化ポロニウム(PoO2)と三酸化ポロニウム(PoO3)である。カルコゲン間化合物である。

見た目と生成

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一酸化ポロニウムは黒色の固体である。亜硫酸ポロニウム亜セレン酸ポロニウム放射線分解によって生成する[1][2]

化学的性質

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水か空気に触れると、一酸化ポロニウムやその水酸化ポロニウムは、急速に酸化してPo(IV)になる[2]

出典

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  1. ^ a b Holleman, A. F.; Wiberg, E. (2001), Inorganic Chemistry, San Diego: Academic Press, p. 594, ISBN 0-12-352651-5 
  2. ^ a b c Bagnall, K. W. (1962). “The Chemistry of Polonium”. Advances in Inorganic Chemistry and Radiochemistry. New York: Academic Press. pp. 197–230. ISBN 9780120236046. http://www.google.ru/books?id=8qePsa3V8GQC June 15, 2012閲覧。