レーザートラッカー

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A photo of the FARO Laser Tracker Vantage

レーザートラッカー(Laser tracker)は、レーザーを応用した、3Dの寸法測定器である[1]

アメリカやヨーロッパで、航空機や大型構造物の精密寸法計測を目的として、開発発展してきた。

主要な計測項目として、測定範囲が測定器を中心に50mくらいまで、測定精度は測定器からの距離に比例して落ちるが、0.01mm程度となる。


歴史[編集]

最初のレーザートラッカーは、1987年に API (Automated Precision, Inc.) の CEO である Dr. Kam Lau によって NIST[2]で発明された。 そして、1988年にAPI Metrologyによって商業的に利用可能になり、最初の生産ユニットは9か月のリース契約の下でBoeingに提供された。 テネシー工科大学は、1989年に "API 6-D" レーザートラッカーを受け取った。 その後、1991年に API との技術契約に基づき、Kern によって計測器が製造された。 2020年代に於いて、レーザートラッカーの有名なメーカーは3社(FARO、API、ライカ)有る。

脚注[編集]

  1. ^ Bob Bridges."How Laser Trackers Work"”. Quality Digest (2009年6月25日). 2022年11月14日閲覧。
  2. ^ National Institute of Standards and Technology” (2010年6月4日). 2022年11月14日閲覧。