リニア・テクノロジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
リニア・テクノロジー
Linear Technology Corporation
その後 アナログ・デバイセズが買収
設立 1981[1]
創業者 ロバート・H・スワンソン（Robert H. Swanson, Jr. ）
ロバート・ C・ ドブキン
解散 2017年3月10日 (2017-3-10)
本社
カリフォルニア州ミルピタス (カリフォルニア州)
、
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
拠点数
 12 (10設計センター（米国）、ミュンヘン、シンガポール)
主要人物
 ロサール・メイヤー（Lothar Maier）（CEO）
ロバート・H・スワンソン（Robert H. Swanson, Jr. ）（会長）
ロバート・ C・ ドブキン(CTO)
製品 Over 7500 products[2]
売上高
  • 増加 US$1,475 million (2015) [3]
  • 増加 US$1,388 million (2014) [3]
営業利益
  • 増加 US$682 million (2015) [3]
  • 増加 US$639 million (2014) [3]
利益
  • 増加 US$520 million (2015) [3]
  • 増加 US$459 million (2014) [3]
総資産
  • 増加 US$1,884 million (2015) [4]
  • 減少 US$1,655 million (2014) [3]
純資産
  • 増加 US$1,577 million (2015) [4]
  • 増加 US$1,331 million (2014) [3]
従業員数
 4,865 (June 2015)[1]
ウェブサイト www.linear.com ウィキデータを編集

リニア・テクノロジー（Linear Technology Corporation）は、高性能アナログ集積回路の設計、製造、販売を行っていたアメリカの半導体会社。同社の製品のアプリケーションには、電気通信、携帯電話、ネットワーク製品、ノートブックおよびデスクトップ コンピューター、ビデオ・マルチメディア、産業用計装、自動車用電子機器、ファクトリーオートメーション、プロセス制御、軍事および宇宙システムが含まれる。

同社は 1981年にロバート・H・スワンソン（Robert H. Swanson, Jr. ）とロバート・ C・ ドブキンによって設立された[1]。

2016年7年、アナログ・デバイセズ社はリニア・テクノロジーを148億ドルで買収することに合意した[5]。この買収は 2017年3年10日に完了し[6] 、Linear の名前は、リニア・テクノロジーとアナログ・デバイセズを組み合わせた電源管理ポートフォリオの販売に使用される「Power by Linear」ブランドとして存続することになった[7]。

製品[編集]

LTC3455 - Dual DC/DC コンバータ。

2010年8月現在、7500以上の製品を製造し[2]、①データ変換（アナログ／デジタルコンバータ、デジタル／アナログコンバータ）、②信号処理（オペアンプ、コンパレータ、電圧基準）、③電源管理（スイッチングレギュレータ、リニアレギュレータ、バッテリー管理、LEDドライバ）、④インタフェース（RS232、RS485）、⑤高周波（ミキサ、直交変調器）、⑥発振器、⑦宇宙・軍事ICという7種類の製品カテゴリーに分類できる[1]。

LTspice[編集]

回路図キャプチャを含み、自由にダウンロードして使用できる、リニア・テクノロジ版SPICEである「LTspice」を開発・整備し提供していた。現在は、アナログ・デバイセズ社に承継されている[8]。

所在地[編集]

本社はカリフォルニア州ミルピタスにあって[9]、米国内では、アリゾナ州フェニックスに製品設計センターを持っていた。カリフォルニア州のグラスバレーとサンタバーバラ、コロラド州コロラドスプリングス、マサチューセッツ州ノースチェルムズフォード（英語版）、ニューハンプシャー州マンチェスター、ノースカロライナ州ケーリー、テキサス州プレイノ、バーモント州バーリントンに、また、ミュンヘンとシンガポールにも設計センターがあった[10]。

同社の半導体製造施設は、ワシントン州カマスとカリフォルニア州ミルピタスにあった[1]。

関連項目[編集]

脚注・参考文献[編集]

  1. ^ a b c d e “Linear Technology Corporation /CA/ - Form 10-K”. Internet FAQ Consortium (2010年8月19日). 2010年8月25日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ a b Brian Caulfield (2010年8月20日). “Long Live Analog”. Forbes. 2010年8月25日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h “LINEAR TECHNOLOGY CORP /CA/ 2015 Annual Report Form (10-K)” (XBRL). United States Securities and Exchange Commission (2015年8月19日). 2023年11月21日閲覧。
  4. ^ a b “LINEAR TECHNOLOGY CORP /CA/ 2016 Q2 Quarterly Report Form (10-Q)” (XBRL). United States Securities and Exchange Commission (2016年2月11日). 2023年11月21日閲覧。
  5. ^ Analog Devices to Acquire Linear Technology for $14.8 Billion, The Wall Street Journal, July 26, 2016
  6. ^ Filing Detail, "U.S. Securities and Exchange Commission", March 11, 2017
  7. ^ “Welcome to Power by Linear”. Analog Devices. 2022年3月13日閲覧。
  8. ^ “LTspice 設計支援 - アナログ・デバイセズ”. 2022年12月2日閲覧。
  9. ^ “Linear Technology Corporation”. Hoover's. 2010年8月25日閲覧。[リンク切れ]
  10. ^ “Home > Company > Careers > Design Centers”. Linear Technology. 2018年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月25日閲覧。

外部リンク[編集]


ウィキメディア・コモンズには、リニア・テクノロジーに関連するカテゴリがあります。
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=リニア・テクノロジー&oldid=100003720」から取得