モーニングワーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モーニングワーク(Mourning Work)とは、喪の作業(ものさぎょう)とも言われ、愛着や依存の対象を失うことを意味する「対象喪失」によって生じる心理的過程のことである。

概要[編集]

「喪の作業」の心理的過程は4段階(イギリスの精神分析学者ジョン・ボウルビィ(John Bowlby)による)

  1. 第1段階:麻痺/無感覚の段階(激しくショックを受けている)
  2. 第2段階:否認・抗議の段階(対象喪失を認めず、失った対象がいるように振る舞う)
  3. 第3段階:絶望・失意の段階(激しい失意、抑うつの体験)
  4. 第4段階:離脱・再建の段階(喪失を受け止め、立ち直る努力をはじめる)

脚注[編集]

外部リンク[編集]