モンテクリスト (葉巻)
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| 種類 | 葉巻, たばこ |
|---|---|
| 所持会社 | インペリアル・ブランズ |
| 使用会社 |
ハバノス S.A. アルタディス |
| 使用開始国 |
キューバ ドミニカ共和国 |
| 使用開始 | 1935年 |
| 関連ブランド |
コイーバ ロメオ y ジュリエッタ |
| ウェブサイト |
www |

モンテクリスト(Montecristo)は、キューバ共和国で生産されている葉巻の銘柄の1つである。
概要
[編集]アストリア出身のアロンソ・メネンデスが1935年にH.アップマン工場で製造を開始、アレクサンドル・デュマの「モンテクリスト伯」に登場する主人公にちなんで名前を付けたブランドである。アロンソ・メネンデスは当時業績の良くなかったH.アップマンを購入し、工場を近代化し、このブランドをキューバ3大シガーの1つと言われるまで成長させた。キューバ産葉巻輸出の約25%はモンテクリストが占めている。「モンティーズ」というモンテクリスト愛好家を表す言葉もある。
葉巻工場では葉巻職人たちが退屈しないように、作業中にさまざまな物語を朗読するLector(レクトール)という職種があり、彼らが読み上げる物語の中で葉巻職人(トルセドール)たちのお気に入りの読み物の一つであったことが「モンテクリスト」という名の由来である。同様の由来を持つ葉巻は「ロメオ y ジュリエッタ」「サンチョ・パンザ」などがある。
種類
[編集]代表的な銘柄はNo.1〜5で各種限定品は無論のこと、小さめのペティコロナサイズ、ミニシガリロまで種類は豊富である。キューバ葉巻最大サイズの‘A’(アー)等がある。
当初はNo.1~7の7種類から始まり、その後‘A’(アー)とエスペシアルが追加され、更に新たな種類が追加されている。
| 製品名 | 長さ | 太さ | 備考 |
|---|---|---|---|
| モンテクリスト No.1 | 165mm | 16.67mm | ロンズデール |
| モンテクリスト No.2 | 156mm | 20.64mm | ピラミデス |
| モンテクリスト No.3 | 142mm | 16.67mm | コロナ |
| モンテクリスト No.4 | 129mm | 16.67mm | ペティコロナ |
| モンテクリスト No.5 | 102mm | 15.87mm | ドゥミコロナ |
| モンテクリスト ‘A’(アー) | 235mm | 18.65mm | グラン・コロナ |
| エドムンド | 135mm | 20.64mm | ロブスト |
| ペティ・エドムンド | 110mm | 20.64mm | ロブスト |
| エスペシアレス | 192mm | 15.08mm | パルマ・ラルガ |
| エスペシアレス No.2 | 152mm | 15.08mm | パルマ |
| ホイタス | 115mm | 10.32mm | ミニ・パナテラ |
| チュボス | 155mm | 16.67mm | コロナ・ゴルダ |
| ペティ・チュボス | 129mm | 16.67mm | ペティ・コロナ |
| 製品名 | 本数 | 備考 |
|---|---|---|
| ミニ | 20本 | 50本入りもあり、6500円 |
| クラブ | 20本 |
その他
[編集]- 葉巻職人たちの退屈防止の朗読は、特に19世紀から20世紀初頭には冒険小説の人気が高かった。現在では主に新聞が朗読されている。
- キューバの革命家チェ・ゲバラが愛用した葉巻としても知られる。