ミゴー

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ミゴー(Migo)は、未確認動物の一種。パプアニューギニアニューブリテン島にあるダカタウア湖(Lake Dakataua)に棲息していると言われている。

特徴

  • 棲息地:パプアニューギニアのダカタウア湖
  • 体長(推定):5-10m
  • 外見:首にはのようなたてがみがあり、の手足で、ワニそっくりの尾を持つ。カマスのような鋭い歯を持っているという。体の色は茶色で、首を湖から突き出して泳ぐこともあるとされる。
  • 性格は極めて獰猛である。
  • 200年前から現住民によって目撃されている。
  • 現地の言語の一つであるトク・ピシンでは「マサライ(Masalai)」と呼ばれ、夕方もしくは、月の見える夜に目撃が多い。
  • 湖の北西部で目撃されることが多い。

目撃史

  • 1972年太平洋資源開発研究所の所長白井祥平らにより、ミゴーの調査報告が発表された。報告によると付近のブルムリ村(Bulumuri)に色々な言い伝えがあることも判明した。
  • 1994年TBSの番組「THE・プレゼンター ミゴーは実在した」の取材班により、湖面から姿を現しているミゴーの映像による撮影に成功。しかし、映像に映っているのはイリエワニであるとの意見もある。イギリスの古生物学者で科学ライターであるダレン・ナイシュ(Darren Naish) は映像に映っている生物らしき物体について、「映像を見る限り、ボートで物体を引っ張った形跡がある」とし、映像自体がテレビ局側の「やらせ」では無いのかと暗に指摘している[1]
  • 2003年9月早稲田大学の探検部が調査に出発。ダカタウア湖に少なくとも5m以上の生物が棲息しているという情報を入手した。9日間の探索の末、7日目にして湖を泳ぐ謎の生物の撮影に成功した。この映像の生物についても映っているのは、イリエワニではないのかという指摘がある。
  • 2008年9月日本テレビの取材班が水面を浮遊する物体を撮影した。しかし、映像のブレが激しいため映像に映っているのがミゴーなのかははっきりしない。番組内では、ミゴーの映像であると紹介していたが、流木の可能性もある。

正体

以下の説が挙げられている。

  • 白亜紀に生息していた肉食海棲爬虫類、モササウルス類の生き残り説。ただし、モササウルスは爬虫類であり、「馬のような鬣がある」というミゴーの目撃証言と矛盾する。そもそもモササウルス類が、白亜紀末の大量絶滅を生き延びたという証拠は存在しない。
  • 古クジラ亜目の生き残り説。
  • 白亜紀の古代ワニ、デイノスクスの生き残り説。ただし、デイノスクスの化石は北アメリカで発見されており、ニューギニアでは発見されていない。
  • イリエワニ説。ニューギニアの人々はイリエワニをマサライと呼び畏怖している。ダカタウア湖にイリエワニが生息していることは確認されており、ミゴー=イリエワニ説が有力とされている。

出典

  1. ^ http://scienceblogs.com/tetrapodzoology/2008/10/filming_migo_the_monster.php Filming Migo, the monster of Lake Dakataua

関連項目