マーロウ橋

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マーロウ橋

マーロウ橋(マーロウばし、Marlow Bridge )は、イギリステムズ川にかかる歩行者と片道一車線の車道兼用の吊橋[1]バッキンガムシャーのマーロウとバークシャーのビシャムを結んでいる。

エドワード3世の時代以来、同じ場所に橋があった。

現在の橋は、1832年ウィリアム・ティエルニー・クラークが設計した吊橋である。後にドナウ川にかけられたブダペストにあるセーチェーニ鎖橋の原型となっている。

通行量の増加に伴い、現在では通過する車に重量制限が設けられており、より近代的なマーロウ・バイパス・ブリッジが一般の交通には用いられている。現在でも地元の人や徒歩の旅行者にはこちらの橋が使われている。

脚注[編集]

  1. ^ マーカス・ビニー『巨大建築の美と技術の粋 世界の橋』河出書房新社、2017年、110頁。ISBN 978-4-309-27838-4