マレー半島
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マレー半島(Malay Peninsula、マライ半島とも)は、アジア大陸の東南端に位置する半島のことである。南北に細長く、アジア大陸の最南端箇所を有する。マレー半島の南西海岸はスマトラ島との間にマラッカ海峡で隔てられている。東沖にはボルネオ島(カリマンタン島)がある。最も狭い部分はクラ地峡である。
もとはスンダ列島とともに大スンダ大陸を形成しており、その頃からの生物では、島嶼部からマレー半島にかけて生息しているような例が多い。
構成国家
政治的には以下の国々からなる。
- 北西部はミャンマーの一部
- 中央部と北東部はタイの一部
- 南部の大部分はマレーシアで、この地域は「西マレーシア」あるいは「マレーシア半島」と呼ばれている。
- 南端はマレーシアのタンジュン・ピアイである。ジョホール海峡の対岸にシンガポールがある。
地政的特徴
- アジア・太平洋戦争にて同半島に進入した日本軍が、わずか55日で進撃、攻略したマレー作戦の舞台である。
- マレー半島横断石油パイプライン - マラッカ海峡を通過せず、石油や天然ガスの安定供給をめざす。マレーシアが、同国北西部ケダ州から北東部クランタン州までの全長312キロメートルの石油パイプラインと、二つの製油所を建設する計画。2007年8月に着工の予定。なお、マレー半島最短横断ルートはタイの領土(クラ地峡)である。ほかに、中東からミャンマーを南下するパイプラインの計画もある。