マクログラフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

マクログラフ（英:macrograph） またはフォトマクログラフ（英:photomacrograph）とは、顕微鏡で撮影された顕微鏡写真とは対照的に、肉眼で見えるスケールで撮影された画像のことである。

より正確には、倍率10倍以下の画像と定義されることもある[1]。

材料工学[編集]

低倍率の実体顕微鏡で撮影した材料の三次元画像を指すことが多い。この画像は、材料工学、特に金属の応力破壊の研究に用いられている[2][3]。この方法は、鋼の微細構造の評価にも用いられ、バウマン法と呼ばれる標準化試験では、金属構造中の硫黄含有物の量と分布を示す硫黄プリントを作成する[4]。

脚注・参考文献[編集]

  1. ^ Macrograph EngNet Engineering Dictionary
  2. ^ Metallographic examinations Archived 2008-10-11 at the Wayback Machine. TEC Eurolab, Accessed 12 May 2008
  3. ^ Milan, M.T.; Spinelli, D.; Bose Filho, W.W.; Montezuma, M.F.V.; Tita, V. (2004). “Failure analysis of a SAE 4340 steel locking bolt”. Engineering Failure Analysis 11 (6): 915–924. doi:10.1016/j.engfailanal.2003.12.003. 
  4. ^ Arthur J. McEvily (2001) Metal Failures: Mechanisms, Analysis, Prevention Wiley-IEEE p 90 ISBN 0-471-41436-0

関連文献[編集]

  • INTERNATIONAL TIN 著、川口寅之輔 訳『エレクトロニクス・ハンダ接合部の顕微鏡写真集―ハンダづけ部とその欠陥顕微鏡写真&付録検鏡用試料作』日本アルミット、1992年。ISBN 978-4-931031-03-6。 
  • 日本金属学会『材料開発のための顕微鏡法と応用写真集』日本金属学会、2006年。ISBN 978-4-88903-074-7。 
  • 中西 宥『顕微鏡写真と映画の写し方』裳華房、1974年。ISBN 978-4-7853-0004-3。 
  • 竹村嘉夫『接写と顕微鏡写真』（改訂版）共立出版、1969年。 
  • 小林一輔『コア採取によるコンクリート構造物の劣化診断法』森北出版、1998年。ISBN 978-4-627-46391-2。 

参照[編集]

外部リンク[編集]

サブスタブ

この項目は、まだ閲覧者の調べものの参照としては役立たない、書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています。

このテンプレートは分野別のサブスタブテンプレートやスタブテンプレート（Wikipedia:分野別のスタブテンプレート参照）に変更することが望まれています。

「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=マクログラフ&oldid=95677292」から取得