マイコンカーラリー

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マイコンカーラリー (Micom Car Rally, MCR)とは、ロボット競技大会の一つであり、マイクロコントローラ(マイコン)を搭載したロボットが、コース を自律制御で走り抜けるタイムを競う競技である。

大会概要[編集]

大会名称[編集]

  • 大会の正式名は、ジャパンマイコンカーラリー2013 のように、全国大会の開催年を付加した形で毎年設定される。マイコンカーラリーMCRは共に略称である。

開催場所[編集]

  • 1996年の第1回大会は北海道のみの開催であったが、その後は北海道において全国大会を開催し、日本全国各地においては地区大会を開催する形態が定着している。2012年度の地区大会は、東海、山形、北信越、福島、九州、北関東、四国、近畿、中国、北東北、南関東、北海道の12地区で開催されている。
  • 全国大会は北海道札幌国際情報高等学校における開催が通例となっている(第10回記念大会を除く)が、2013年度の大会から会場校の負担削減と、JMCRの活性化(工業教育の取り組みPR)のため、会場を商業施設とし、新さっぽろアークシティサンピアザ光の広場に会場に変更した。
  • 地区大会の開催場所は固定的ではなく、各地区にある工業高等学校の体育館を使用する場合が多い。

開催時期[編集]

  • 全国大会は毎年1月の開催が通例となっている。
  • 各地区大会は概ね11月から翌年1月の間に開催されているが、開催順序は固定されていない。
  • 地区大会の前に講習会のイベントも設定されている。

参加者[編集]

  • マイコンカーラリーの大会は、→ Advanced Classの部とBasic Classの部の2部門が存在する。Advanced Classの部とBasic Classの部は高等学校に在籍中の生徒のみが参加可能である。
  • Advanced Classの部とBasic Classの部の参加者は1つの地区大会にしか参加できず、地区大会にて同じ所属校の参加者の中で上位の成績を収めなければ全国大会への参加は認められない。
  • ただし、2008年度大会から九州地区のみは、各県で県大会が行われそこを勝ち抜いた選手が九州地区大会に出場するというルールになった。

地区大会における表彰[編集]

  • Advanced Classの部においては、走行タイムが1位から3位の生徒に対し表彰状および副賞が与えられる。また各参加校の成績上位者に対し、全国大会への出場権が与えられる。各地区大会への出場権付与者の人数配分は、事前にジャパンマイコンカーラリー実行委員会が決定する。
  • 全国大会の出場権は辞退が可能であり、辞退がある場合には繰上げで下位成績者に権利が与えられる。
  • 出場権には、出場の参加費用だけではなく、移動手段や宿泊場所の確保も含まれている。

全国大会における表彰[編集]

  • Advanced Classの部においては、走行タイムが1位、トーナメントでベスト8以上の生徒に対し表彰状、トロフィーまたは盾、および副賞が与えられる。
  • 実行委員会が、状況に応じてアイディア賞やデザイン賞などの特別賞を与えることがあったが、2009年度の大会から2つの賞は廃止となり、特別賞が授与されるようになった。

コースについて[編集]

概要・規定[編集]

  • コース全体に走行路を示す中央ラインが存在し、かつコース上にラインで示された付加情報が存在するロボット競技という点で、ロボトレース競技ロボットランサー競技との共通性があるが、マイコンカーラリーのこれらの競技と異なる特徴として、コースに起伏(坂道)があること、クランク(直角カーブ)路があること、コースに幅(300mm)と厚み(30mm)があり、ロボットの一部がコース外に接地する(コースアウトする)かレーンチェンジのポールに接触すると失格となることなどが挙げられる。
  • コースは閉じた周回路であり、コース上にゲートが2つ存在する。走行タイムは、ロボットがゲートを通過してスタートした時点から同じゲートに戻ってくるまでの時間を計測することで得る。マイコンカーラリー競技においては、走行タイムを残すこと、すなわちコースアウトせずに完走することが第一の目標となる。
  • コースでの走行タイムには2分の上限があり、これを超えた場合は失格となる。敢えて失格寸前のタイムでの完走を目指す参加者も毎年見られる。
  • 2006年度の大会より、スタート地点にスタートバーが追加された。2006年度の時点では、参加者はロボットがスタートバーが開いたことを自動で検出してスタートできるようにするか、開いた後に手動でスタートするかを任意で選択できる。いずれの場合もフライング動作となった場合は失格となる点、ロボットの先端がスタートバーより20mm以上はなれていなければならない点に注意が必要である。
  • コース上に2つのゲートが存在することにより、2台のロボットの同時走行が可能である。同時走行では一方が他方に追い付いてしまう場合があるが、追い付かれる側の参加者は審判の指示に従って自身のロボットをコースから排除する必要がある。この場合、追いつかれた参加者には単独での再走行が認められるが、この際のタイヤのメンテナンスおよび電池交換以外の行為は禁止されている。
  • コース内側の最小曲率半径は450ミリ以上、坂道の傾斜角度は~10度とする。
  • コース中には直角カーブが1つ以上存在する。直角カーブの手前には進行方向と直角に二重線が引かれており、ロボットが直角カーブの存在を認識するための情報源の一つとして利用できる。ただし二重線の開始位置はコース中央ラインが直角に曲がる位置より100センチのみであったが2004年度大会から50cmから100cmの長さにランダムに設定された。
  • 2006年度の大会より、新たなコース構成要素としてレーンチェンジ路が追加された。コース中にはレーンチェンジ路が1つ以上存在し、右または左へのレーンチェンジ走行を行う。レーンチェンジ路の手前には直角カーブと同様に二重線があるが、コース中央からレーンチェンジ方向に対応する側にのみ二重線がある点が異なる。レーンチェンジ路では中央でコース中央ラインが途切れるが、片側二重線の位置はラインが途切れる位置より50センチから120センチの範囲で設定され、レーンチェンジ路毎に位置が異なる。

また、2012年度の大会から2箇所に高さ50mm以上のガードレールを設置し、それに接触したものは失格となるルールが追加された。

  • なお今年度(2013年度)より直角カーブとレーンチェンジの二重線が一本線となり線の幅が20mm~40mmで実施される予定。
  • コースに関して、参加者が各部の寸法を直接計測すること、参加者がコース構成に関する情報を走行前のロボットに与えることは認められていない。

歴史[編集]

2013年大会までの歴史を以下に示す。

  • 初の大会として、北海道のみで開催された。
  • 高校生の部
優勝校:北海道・札幌琴似工業高校
準優勝校:北海道・札幌国際情報高校
3位:北海道・札幌国際情報高校


  • 北海道のみで開催された。
  • 高校生の部
優勝校:北海道・札幌国際情報高校:
準優勝校:北海道・札幌琴似工業高校
3位:北海道・札幌国際情報高校


北海道のみで開催された。
全国大会:
  • 高校生の部
優勝校:北海道・札幌琴似工業高校
準優勝校:北海道・札幌国際情報高校
3位:北海道・札幌国際情報高校


北海道のみで開催された。
全国大会:
  • 高校生の部
優勝校:熊本・玉名工業高校
準優勝校:香川・多度津工業高校
3位:香川・坂出工業高校


北海道のみで開催された。
全国大会:
  • 高校生の部
優勝校:香川・坂出工業高校
準優勝校:香川・坂出工業高校
3位:栃木・今市工業高校


全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は四国地区、準優勝は東海地区、3位は九州地区。
  • 高校生の部
優勝校:香川・三豊工業高校
準優勝校:香川・三豊工業高校
3位:香川・三豊工業高校


地区大会:
全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は四国地区、準優勝は北信越地区、3位は近畿地区。
  • 高校生の部
優勝校:香川・三豊工業高校
準優勝校:香川・三豊工業高校
3位:香川・三豊工業高校


地区大会:
全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は四国地区、準優勝は北信越地区、3位は北海道地区。
  • 高校生の部
優勝校:香川・三豊工業高校
準優勝校:富山・大沢野工業高校
3位:香川・坂出工業高校


地区大会:
全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は近畿地区、準優勝は四国地区、3位は北信越地区。
  • 高校生の部
優勝校:香川・三豊工業高校:
準優勝校:兵庫・相生産業高校
3位:香川・三豊工業高校


地区大会:
全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は四国地区、準優勝は南関東地区、3位は北信越地区。
  • 高校生の部
優勝校:神奈川・磯子工業高校
準優勝校:香川・三豊工業高校
3位:岡山・東岡山工業高校


地区大会:
全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は四国地区、準優勝は九州地区、3位は北信越地区。
  • 高校生の部
優勝校:香川・三豊工業高校
準優勝校:香川・坂出工業高校
3位:香川・坂出工業高校


地区大会:
全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は九州地区、準優勝は北信越地区、3位は近畿地区。
  • 高校生の部
優勝校:富山・大沢野工業高校
準優勝校:福岡・九州産業高校
3位:熊本・御船高校


地区大会:
全国大会:
  • 高校生の部で団体戦が行われた。優勝は四国地区、準優勝は九州地区、3位は近畿地区。
  • 高校生の部
優勝校:香川・三豊工業高校
準優勝校:兵庫・相生産業高校
3位:香川・三豊工業高校
  • Basicクラスの部
優勝校:熊本・球磨工業高校
準優勝校:北海道・北見工業高校:
3位:神奈川・藤沢工科高校


地区大会:
全国大会:
  • Advanced Classの部で団体戦が行われた。優勝は九州地区、準優勝は四国地区、3位は北信越地区。
  • Advanced Classの部
優勝校:熊本・球磨工業高校
準優勝校:熊本・球磨工業高校
3位:熊本・御船高校
  • Basic Classの部
優勝校:秋田・男鹿工業高校
準優勝校:新潟・新潟工業高校
3位:熊本・御船高校


地区大会:
全国大会:
  • Advanced Classの部で団体戦が行われた。優勝は東海地区、準優勝は北信越地区、3位は九州地区。
  • Advanced Classの部
優勝校:岐阜・可児工業高校
準優勝校:岐阜・可児工業高校
3位:富山・大沢野工業高校
  • Basic Classの部
優勝校:岡山・玉野光南高校
準優勝校:福井・福井工業大学附属福井高校
3位:愛媛・松山工業高校


地区大会:
全国大会:
  • Advanced Classの部で団体戦が行われた。優勝は東海地区、準優勝は北信越地区、3位は四国地区。
  • Advanced Classの部
優勝校:岐阜・可児工業高校
準優勝校:岐阜・可児工業高校
3位:香川・高松工芸高校
  • Basic Classの部
優勝校:宮崎・宮崎工業高校
準優勝校:福井・福井工業大学附属福井高校
3位:秋田・湯沢商工高校


地区大会:
全国大会:
  • Advanced Classの部で団体戦が行われた。優勝は九州地区、準優勝は四国地区、3位は北信越地区。
  • Advanced Classの部
優勝校:福岡・福岡工業高校
準優勝校:福岡・福岡工業高校
3位:佐賀・塩田工業高校
  • Basic Classの部
優勝校:岡山・玉野光南高校
準優勝校:徳島・貞光工業高校
3位:広島・広島工業高校


地区大会:
全国大会:
  • Advanced Classの部で団体戦が行われた。優勝は北信越地区、準優勝は九州地区、3位は東海地区。
  • Advanced Classの部
優勝校:長野・駒ヶ根工業高校
準優勝校:福岡・福岡工業高校
3位:富山・砺波工業高校
  • Basic Classの部
優勝校:岡山・玉野光南高校
準優勝校:和歌山・紀北工業高校
3位:秋田・湯沢翔北高校


運営[編集]

2012年度時点

主催[編集]

主管[編集]

  • ジャパンマイコンカーラリー実行委員会

協賛[編集]

  • 株式会社 ルネサス北日本セミコンダクタ
  • 株式会社 ルネサスソリューションズ
  • 株式会社 ルネサス販売
  • 株式会社 ルネサス エレクトロニクス


外部リンク[編集]