ホフマン反射

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ホフマン反射(Hoffmann's reflex)は、最も弱い刺激によって惹起される指の屈曲反射のことであり、これによって指の屈曲が現出する場合は、反射は非常に増強しており、病的であると判断される。しかしながら、当該反応が陽性であっても絶対的に錐体路障害とは断定できない。

方法[編集]

被験者の中指中節と末節関節部を検者の示指と中指で軽くはさみ、検者の母指で被験者の中指を爪側からおさえて、検者の母指を急激に離す。母指を含めて他の指の屈曲が現出すれば陽性所見となる。

参考文献[編集]

  • 森秀太郎 編 『鍼灸医学辞典』 医道の日本社、2009(1985)