プロジェクト:アウトリーチ/図書館総合展2022/紹介/12353Qタウン
3Qタウン(サンキュータウン)は、山陰海岸ジオパークの環境問題をひとつのテーマとして活動する琴引浜ガイドシンクロによるウィキペディアタウン。
ウィキペディアサロン2022関連企画
[編集]未定
企画概要
[編集]- 企画名
- 3Qタウン(サンキュータウン)
- 副題「(第1回)Wikipedia town in 琴引浜」、「(第2回)海と湖のウィキペディアタウン」、「(第3回)海と山のウィキペディアタウン」
- 初開催時期
- 2019年5月26日
- 最新開催時期
- 2021年6月21日(年1回の不定期開催 – 最終年度)
- 開催地
- 京都府京丹後市網野町 第1回:琴引浜(掛津区・遊区)2019.5.26、第2回:小浜区2020.9.27、第3回:三津区2021.6.12
- 参加人数(募集人数)
- 第1、2回目は20人を一般募集、主催者も編集活動に参加するため、参加人数としては各回20~30人程になった。第3回目は職員研修の位置づけで、スタッフを含めて10名以下とし、スタッフを含む参加者全員が編集活動に専念できる体制をとった。
- 参加者
- 第1、2回目は、学校の授業で題材に関わりがあった地元高校生ほか、地域おこし協力隊など、題材に関心の高い参加者のほか、edit Tangoの参加常連者、遠方から自主的に参加したウィキペディアンなど、Wikipedia編集経験者と完全な初心者がほぼ同数参加した。第3回目は山陰海岸ジオパークの事業に関わる職員の他、これまでの企画にも参加経験があり、ウィキペディア編集にも慣れた社会人が参加した。
- 参加費
- 第1、2回目は1,000円(昼食・旅行傷害保険料の実費)、第3回目は3,500円(昼食・旅行傷害保険料の実費、シーカヤックレンタル費用の半額負担)
企画のねらい
[編集]初めてのウキィペディアタウンと言うことで、はだしのコンサートのプレイベントとして周知した。また学生と地元ガイドの世代間を編集作業で結べないかと思った。 編集する事で琴引浜が生徒の心に残ると思った。 ちなみに第1回の3Qタウンの意味は、鳴き砂がキュッキュッと鳴る事と日頃琴引浜の清掃活動に多くの方のご協力にありがとうの気持ちを込めて3Qタウンとネーミングした。
当日の日程
[編集]- スケジュール
- 各回おおむね9時前後開始、17時まで。午前中にまちあるきを行い、午後にウィキペディアについて講習ののち、編集活動を行った。
- ガイダンス
- 主催者あいさつ(約5分)、ウィキペディア解説(約30分)、成果発表・講評(約50分)
- ウィキペディア編集時間
- 2時間30分~3時間
編集題材
[編集]- 第1回(2019年)
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- 新規 - はだしのコンサート、琴引浜鳴き砂文化館(いずれも「あたらしい記事」に掲載)
- 加筆 - 琴引浜(11/29-12/1「強化記事」掲載、「月間強化記事賞」を経て、「良質な記事」に認定)、鳴き砂
- 参加者レポート by かんた氏(「3Qタウン Wikipedia town in 琴引浜」に参加する
- 参加者レポートby@SigureU氏(#3Qタウンメモ)
- 第2回(2020年)
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- 新規 - 小浜 (京丹後市)(「あたらしい記事」掲載、後に「良質な記事に認定」)、八丁浜、樋越川(「あたらしい記事」掲載、後に「良質な記事に認定」)
- 加筆 - 離湖(10/6-8「強化記事」掲載)
- 参加者レポート by かんた氏(「海と湖のウィキペディアタウン」に参加する)
- 第3回(2021年)
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- 新規 - 三津 (京丹後市) (「あたらしい記事」掲載、後に「良質な記事に認定」)、徳楽山、 京丹後市立三津小学校
- 加筆 - 三津漁港、山陰海岸ジオパーク
運営体制
[編集]- 主催1名ほか、関係者で協働
- ウィキペディア講習担当
- 第1回:日下九八氏(講師)、Miya.m氏(講師)、かんた氏(講師)、市川博之氏、Nozomi Ichikawa氏(グラフィック・レコーディング)
- 第2回:かんた氏(講師)、Araisyohei氏(講師)
- 第3回:かんた氏(講師)、漱石の猫氏(講師)
- 準備物
- Wi-Fi、投影用モニター、昼食、旅行傷害保険加入手続き、地区記事作成にあたっては住宅地図等の補足資料
- その他
- 第1回目は企画後の懇親会にて、講師から運営サイドのスタッフに改めて成果報告を行い、ブラッシュアップのための質疑に応答したほか、参加者からマピラリーなどの地図情報ツールについて講習が行われた。
- 第2回目でも、ウィキペディアン4名がイベント当日夜も現地に残り、うち2名を中心に作成記事のブラッシュアップを行った。
企画実施の背景
[編集]以前琴引浜のある掛津地区の婦人会の記録書を見た事があった。戦後長きにわたり会長をされた方がお元気なうちに活動の歴史を聞こうと思ったのだが、残念ながらその機会を逃がしてしまった。またガイド活動をしていると高齢のガイドさんが膨大な資料を見せて説明をされる事がよくある。これらの資料や、関心を持たれた項目を残す事が出来ないかと思っていたところにこのウキィペディアタウンにであった。自分たちのジオパークエリアが次世代を担う子供たちと一緒に電子図書の中に残せると思った。
実施後の影響 あるいは 展望
[編集]第1回には、現役の多くの生徒の参加をいただき活気あふれる会になった。なかなか編集作業が進まず、生徒が自分の撮った写真がページに上がった時の歓声は未だに覚えている。第2回、第3回へと周辺エリアに拡大するもののコロナ禍で、参加人数や生徒の参加が少なくなってしまった事は大変残念であった。 ウキィペディアタウンを実施する事によって自分の街の魅力の再発見、再確認につながる。異世代間の交流が出来る点は、地域振興の一つのツールとなりえる。
企画の課題 あるいは 後進へのアドバイス
[編集]世代間では、パソコンの得手不得手も出てくるが、それぞれが我が街を探求する事に意味があると思う。 第2回、3回とも、コロナ禍の開催であった事で、参加人数の制限や、学生の参加が少なかった事は残念であった。アフターコロナの時代には、いろんな地域イベントが活発になると思われるので、ウキィペディアタウンも同時に開催されれば多くの地域を電子図書に残せると思う。
参考情報
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