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ビヨンド・ユートピア 脱北

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビヨンド・ユートピア 脱北
Beyond Utopia
監督 マドレーヌ・ギャヴィン
製作
製作総指揮
  • クリスチャン・カマルゴ
  • シャロン・チャン
  • ダグラス・チョイ
  • マイケル・Y・チョウ
  • ジェラリン・ドレイファウス英語版
  • デヴィッド・フィアルコフ
  • ニーナ・フィアルコフ
  • メドウ・ファンド
  • クリストファー・ゲバルト
  • ランディ・ゲバルト
  • ミーガン・ゲルシュタイン
  • トール・ハルヴォーセン
  • クリスティーナ・リュングベリ
  • ピーター・レズニック
  • ハンナ・ソング
  • ヴィクトリア・スティーヴントン
  • スー・ターリー
音楽
撮影 キム・ヒョンソク英語版
編集 マドレーヌ・ギャヴィン
製作会社
配給
公開
  • アメリカ合衆国の旗 2023年1月21日 (SFF)
  • アメリカ合衆国の旗 2023年1月3日
  • 日本の旗 2024年1月12日
上映時間 115分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語
  • 英語
  • 朝鮮語
興行収入 $28,194[1]
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ビヨンド・ユートピア 脱北』(Beyond Utopia)は、マドレーヌ・ギャヴィン監督による2023年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画である。2023年サンダンス映画祭英語版でプレミア上映された。この映画では韓国の人権活動家であり、2000年以降に1000人以上の脱北者を支援してきたキム・ソンウン英語版を中心に描かれている。

公開

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2023年1月21日に2023年サンダンス映画祭英語版でプレミア上映された[2]。2023年10月8日には第28回釜山国際映画祭英語版の「ドキュメンタリー・ショーケース」部門で上映された[3]。アメリカ合衆国では2023年後半にロードサイド・アトラクションズ配給で公開された。またファゾム・イベント英語版で2023年10月23日と24日の2日間の全国配給権を獲得した[4]

評価

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レビュー集積サイトのRotten Tomatoesは48件の批評に基づいて支持率は98%、平均点は8.6/10となっており、「スリラーのようなドキュメンタリー『ビヨンド・ユートピア 脱北』は抑圧下の生活を垣間見る、心を打つ、そして恐ろしい作品である」とまとめられた[5]Metacriticでは15件の批評に基づいて加重平均値は84/100と示された[6]

/Film』のベン・ピアソンは10点満点中9点をつけ、手持ち撮影の映像を「驚異的としか言い様がない」と評した[7]。『バラエティ』のオーウェン・グレイバーマンは印象的な直接のカメラワークを通して北朝鮮の「忘れられた」悲劇を観客に見せたと称賛した[8]。一方で『ハリウッド・リポーター』はダニエル・フィエンバーミングは亡命家族を追いながら緊張感に満ちた感動的な物語が展開されると評価し、一方で北朝鮮に関する「乾いた、生気のない」歴史的な教訓が含まれており、説得力ある直接の証言とはそぐわないと指摘した[9]

受賞とノミネート

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開催日 部門 候補 決定 参照
サンダンス映画祭 2023年1月29日英語版 米国ドキュメンタリー・コンペティション: 審査員賞 『ビヨンド・ユートピア 脱北』 ノミネート [10]
米国ドキュメンタリー・コンペティション: 観客賞 受賞
シドニー映画祭英語版 2023年6月18日 GIO観客賞 (国際ドキュメンタリー) 受賞 [11]
エルサレム映画祭英語版 2023年7月23日 自由への魂賞 ノミネート [12]
アジア太平洋映画賞 2023年11月3日英語版 ドキュメンタリー映画賞英語版 ノミネート [13]
クリティクス・チョイス・ドキュメンタリー・アワード英語版 2023年11月12日英語版 ドキュメンタリー作品賞英語版 ノミネート [14]
政治ドキュメンタリー賞 ノミネート
監督賞英語版 マドレーヌ・ギャヴィン ノミネート
編集賞 ノミネート
シカゴ映画批評家協会賞 2023年12月12日 ドキュメンタリー賞英語版 『ビヨンド・ユートピア 脱北』 ノミネート [15]
セントルイス映画批評家協会賞 2023年12月17日 ドキュメンタリー映画賞 ノミネート [16]
アストラ映画&クリエイティブ・アーツ賞英語版 2024年1月6日 ドキュメンタリー作品賞 ノミネート [17][18]
シネマ・アイ・オナーズ 2024年1月12日英語版 観客賞 未決定 [19]
作品賞 ジャナ・エデルバウム、レイチェル・コーエン、スー・ミ・テリー英語版 未決定
女性映画ジャーナリスト同盟 未公表 ドキュメンタリー賞 『ビヨンド・ユートピア 脱北』 未決定 [20]

参考文献

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  1. ^ Beyond Uptopia (2023)”. Box Office Mojo. IMDb. 17 November 2023閲覧。
  2. ^ Beyond Utopia | Sundance Film Festival” (英語). festivalplayer.sundance.org. 2023年10月23日閲覧。
  3. ^ The 28th Busan International Film Festival: Selection List” (英語). Busan International Film Festival (September 5, 2023). September 12, 2023閲覧。
  4. ^ Morfoot, Addie (2023年8月28日). “Sundance Doc ‘Beyond Utopia’ Scores U.S. Theatrical Release From Fathom Events and Roadside Attractions (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. 2023年10月24日閲覧。
  5. ^ Beyond Utopia” (英語). Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2023年12月29日閲覧。
  6. ^ Beyond Utopia”. Metacritic. Fandom, Inc.. 2023年12月29日閲覧。
  7. ^ Pearson, Ben (2023年1月25日). “Beyond Utopia Review: A Jaw-Dropping Documentary About Escape From North Korea [Sundance]” (英語). /Film. 2023年10月23日閲覧。
  8. ^ Gleiberman, Owen (2023年1月24日). “‘Beyond Utopia’ Review: A Staggering Look at the Nightmare of North Korea, and Some Brave Souls Who Try to Escape It” (英語). Variety. 2023年10月23日閲覧。
  9. ^ Fienberg, Daniel (2023年1月25日). “‘Beyond Utopia’ Review: An Uneven but Gripping Doc About North Korean Defectors” (英語). The Hollywood Reporter. 2023年10月23日閲覧。
  10. ^ Donnelly, Matt; Debruge, Peter (27 January 2023). “Sundance Winners: 'A Thousand and One' Takes U.S. Dramatic Jury Prize (Complete List)”. Variety. https://variety.com/2023/film/news/sundance-film-festival-winners-2023-1235504487/ 27 January 2023閲覧。. 
  11. ^ The winners of the 70th Sydney Film Festival”. Sydney Film Festival (20 June 2023). 16 July 2023時点のオリジナルよりアーカイブ4 July 2023閲覧。
  12. ^ Beyond Utopia”. Jerusalem Film Festival. 16 October 2023閲覧。
  13. ^ Ntim, Zac (3 October 2023). “Asia Pacific Screen Awards: Ryusuke Hamaguchi’s ‘Evil Does Not Exist’ Leads Nominations & First Round Winners Announced”. Deadline. 5 November 2023閲覧。
  14. ^ Davis, Clayton (October 16, 2023). “Critics Choice Documentary Awards: ‘American Symphony’ Leads Nominations, Taylor Swift’s ‘Eras Tour’ Lands Nod After Record-Setting Weekend”. Variety. October 16, 2023閲覧。
  15. ^ Tallerico, Brian (December 8, 2023). “Killers of the Flower Moon, Oppenheimer, Poor Things Lead CFCA Nominations” (英語). RogerEbert.com. December 8, 2023閲覧。
  16. ^ 2023 St. Louis Film Critics Association (StLFCA) Nominations”. awardswatch.com. AwardsWatch. 11 December 2023閲覧。
  17. ^ Anderson, Erik (December 7, 2023). “'Barbie' and 'Oppenheimer' Lead Hollywood Creative Alliance (HCA) Astra Awards Nominations”. AwardsWatch. December 8, 2023閲覧。
  18. ^ The 2023 Hollywood Creative Alliance’s (HCA) Astra Film And Creative Arts Award Winners”. Next Best Picture (2024年1月6日). 2024年1月7日閲覧。
  19. ^ Carey, Matthew (October 19, 2023). “‘The 1619 Project,’ ‘Nothing Lasts Forever’ Lead Charge As Cinema Eye Honors Announces First Round Of Documentary Nominations [Full List]”. Deadline. November 17, 2023閲覧。
  20. ^ Merin, Jennifer (December 22, 2023). “2023 EDA Awards Nominees” (英語). Alliance of Women Film Journalists. December 23, 2023閲覧。

外部リンク

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