パラフィン紙
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パラフィン紙(パラフィンし、英語 paraffin paper、waxed paper)は、模造紙、クラフト紙などにパラフィン蝋を塗布・浸透させた紙である。
概要[編集]
「ロウ引き紙」「ロー引き紙」「蝋引き紙」「油紙」と呼ばれることもある。グラシン(グラシン紙)と混同されるが、別物である。グラシンはパラフィン紙の元となる紙の一つだが、元となる紙はグラシンとは限らず、模造紙やクラフト紙を使ったものもある。また、パラフィンを使っていない、単なるグラシンもある。
特徴[編集]
用途[編集]
グラシンを使ったパラフィン紙の用途は、グラシンと同様である。ただし、パラフィン紙のほうが高価で特性が優れている。
歴史[編集]
1897年、防湿性固油紙が二木泰次郎によって創始された[1]。
1904年、日露戦争開始時に戦地医療用として納入、パラフィン紙と改称[2]。
1919年、ペーパーストローが考案され、以来製造が伸びた[3]。
脚注[編集]
- ^ “金融研究/199703/ワークショップ「藩札の紙質・印刷技法について」の模様”. 日本銀行研究所. 2020年4月29日閲覧。
- ^ “金融研究/199703/ワークショップ「藩札の紙質・印刷技法について」の模様”. 日本銀行研究所. 2020年4月29日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,世界大百科事典 第2版,大辞林 第三版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “パラフィン紙(パラフィンシ)とは” (日本語). コトバンク. 2020年4月28日閲覧。