バックグラウンド (ソフトウェア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コンピュータソフトウェアプロセスにおいて、バックグラウンドは相対的に低い優先度で動作し、入力がごく少ないか全くなく、最小限の出力を行うプロセスを表す。

バックグラウンドプロセスは、大まかに2つのカテゴリに分類することが出来る。デーモンと計算集約型タスクである。

  • デーモンプロセスは、Webページの提供、電子メールの転送、時刻同期のようなサービスを提供する。通常は、わずかのCPUとメモリを消費し、ユーザとの対話を全く行わずに動作する。デーモンプロセスは、主に他のコンピュータプログラムや、ネットワーク経由の他のコンピュータと通信を行う。
  • バックグラウンドプロセスは、計算に膨大なCPU時間が必要な長時間のタスクにも使用される。この種のタスクを低い優先度で走らせることは直感に反するが、一般的にコンピュータが90%以上の時間をユーザの入力を待つことに費やしていることを考えれば明白である。高い優先度を、すぐに応答する対話のタスクに割り当てることで、低い優先度のタスクに大部分の時間を割り当てることができる。

関連項目[編集]