ノート:高濃度酸素水

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編集要約にも書きましたが、ラットの肺に高濃度酸素水を入れても呼吸できるという文献は本当に存在しますか。銀猫 2006年6月19日 (月) 14:49 (UTC)[返信]

私からも疑問点を。「高濃度」とはどれぐらいの濃度を指すのか、また何に使うものかについての記述をお願いします。これが無ければ定義未満となるおそれがあります。--Calvero 2006年6月19日 (月) 14:54 (UTC)[返信]

少なくとも流行の酸素水は高々150ppm程度です。ただしw/v%と推定されるのでこれは0.15mg/cm3 O2ということです。一方酸素の密度は1.43g/dm3(0℃, 1atm)なので、おおよそ大気中20%として0.286mg/cm3 O2ということです。(計算まちがっていたらごめんなさい)ただし、陸上動物の肺と呼吸筋は肺活量(おそらく毎分数十リットル)ほどの水を出し入れできないと考えます。
以前NHK教育のサイエンスゼロ(か、その前身番組)でアメリカの医科大学で肺サーファクタントが作れない極小未熟児に対して高圧過飽和にした酸素水を還流する治療法を研究中というのをながしており、実験で高圧過飽和水にねずみを1~2分ほど、どぶ付けしてすわせてましたいました(註:肺サーファクタントとは肺胞が表面張力でつぶれないようにする為に肺胞II型細胞から分泌される界面活性を持つ物質。極小未熟児ではこれが分泌でき無いので肺胞が広がらず空気を吸ってもガス交換ができない)。
高圧過飽和水は酸素の臨界圧49.8atm以上で水と酸素を超臨界状態した後、圧力を戻して過飽和とします。
しかし体長に比べて、表面積は二乗、体積や重量は三乗で増大するので体重と相関する酸素の絶対要求量に対しては肺表面積の増大は追いつかないでしょう。つまりねずみや未熟児では150ppm(w/v)の数倍、すなわち数百~1000ppmならば帳尻は合うと考えます。(それも長時間は肺カテーテルを突っ込んで強制還流するとかです)
しかし犬や人など大型動物はガス交換が追いつかず確実におぼれると推定します。その後米国の某医科大学で未熟児の治療法として実用化したという話も聞かないのでそれきりですね。
水のように見えるある種のフルオロカーボンは数%酸素を溶解するのでねずみをどぶ付けしても生きています。(映画「アビス」か「スフィア」のどちらかにはフルオロカーボンにねずみをどぶ付けするシーンを撮っているが…)ただしNHKは演出効果でフルオロカーボンにどぶ付けしたかも知れません。(テレビは臭いは映らないので)
そうしてみると流行の酸素水は大気中の酸素濃度よりも低濃度なので飲む位ならば深呼吸したほうが効率的です。あら金 2006年6月21日 (水) 16:43 (UTC)[返信]
詳細にわたるご解説、ありがとうございます。市販されている高濃度酸素水中でねずみが呼吸できる、というのはやはり無理があるとのご判断から、本文中のその部分の記述を削除しました。「アビス」では深海への潜水の際、水圧に耐えるため何か液体で満たされた潜水服を使っていたのを記憶しています。また、これも10年以上前の話なので上記のNHKの番組かどうか記憶が曖昧なのですが「リキベント」なるものが紹介されていたように思います。アビスから en:The Abyss を経て en:Liquid breathing液体呼吸?)にたどり着きましたが、なかなか充実した内容でした。--Calvero 2006年6月21日 (水) 21:29 (UTC)[返信]
「リキベント」はこれですね。Liquid Ventilationに使う液体の商品名なのかな?yhr 2006年6月22日 (木) 12:21 (UTC)[返信]

酸素水の酸素濃度[編集]

塩化物が無い状況で、水に溶ける酸素量は20度で8.84mg/リットル(常圧)。10度で10.92mg/リットル(常圧)です。 販売されている酸素水の酸素濃度は充填時を想定しているケースが多く、容器は多層型で酸素透過を抑制するものや、そうでないものまであります。

通常、120mg/リットルの酸素を充填した水は、開栓したら10℃に冷えていたとしても約11mg/リットルにむけて濃度が低下する。

酸素透過を抑制した容器の水は開栓後酸素が抜けていく 酸素透過を抑制しきれない容器の水は容器充填後酸素が少しづつ抜けていく

よって、表記酸素濃度を期待して飲む場合は速やかに飲む必要があります。

水中の飽和溶存酸素濃度はJIS K0102 の表を参照しました。

炭酸飲料は関係ないのじゃないかな[編集]

「単純に考えるとわかることだが、酸素を溶かしこんだ飲料を飲んで有意な効果が表れるなら、ありふれた炭酸飲料(二酸化炭素を溶かし込んだ水が炭酸水である)を飲んでも、良かれ悪かれ何らかの効果が発現するはずである。」という加筆があったのだけれど、酸素を溶かし込んだ水と炭酸飲料って、あんまり関係ないんじゃないかと思うんですがどうなんでしょうか。すくなくとも、「単純に考え」てわかるほど自明な関係が有るとは思えないです。高濃度酸素吸いなるものの無意味さを強調しようとして、かえって不正確な事を言ってしまっているように思います。処置としては単純に消してしまえばよいのではないかと思うのですが、どうしましょうか。yhr 2007年6月10日 (日) 14:09 (UTC)[返信]

同意です。該当部分は削除します。--MikeAz800o 2007年6月19日 (火) 10:42 (UTC)[返信]
ありがとうございました。yhr 2007年6月19日 (火) 12:32 (UTC)[返信]