ノート:非経験的分子軌道法

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 ちょっと内容が少なかったので、当方の知識を加えて編集しようと思ったのですが、いきなりは怖いので、まず、提案させていただきます。変更部分だけを書いてみます。


  • ハートリー-フォック法(HF法)…RHF法(閉核系分子、1つのMOに異なるスピンの電子2つ)、ROHF法(開核系分子、1つのMOに異なるスピンの電子2つ)、UHF法(開核系分子、α電子とβ電子を別々の軌道に)。

以下はHF法より高精度な方法である(beyond HF、Post-HFなどと呼ばれることがある)。

  • 配置間相互作用法(CI法)…多電子波動関数(全電子波動関数)を単一のスレーター行列式ではなく、励起電子配置による複数のスレーター行列式の線形結合として近似する方法。CISD(1,2電子励起配置を使用)、CISDT(CISDに加え、3電子励起配置を考慮)、CISDTQ(さらに4電子励起配置を考慮)、full CI法に加え、参照電子配置を複数以上考慮するMR-CI法も一般的になってきた。
  • 多配置SCF法 (MCSCF法)…CI法では、まず多電子励起電子配置の波動関数を求めておき、その線形結合時の係数のみを最適化するのに対し、この方法では同時に分子軌道も最適化する。CASSCF(Complete Active Space SCF)法がよく使われる。
  • クラスター展開法(CC法)…多電子励起電子配置を、より少ない電子の励起配置の積で表す。CCSD、CCSDT、CCSD(T)、SAC(Symmetry Adapted Cluster)-CI法など。一般にsize-consistencyを満たすことなどが特徴。
  • Iterative CI-General Single and Double法(ICI-GSD法)…Iterationが必要だが、1,2電子励起電子配置を考慮するだけでfull-CIと同等の解が得られる。

 クラスター展開を短く書くのに苦労していますので、どなたか示唆していただけましたら幸いです。2週間ほど待ちますので、ご異論がなければ、変更してみたいと思いますが、如何でしょうか。--finnegan's wake 2006年11月4日 (土) 13:19 (UTC)[返信]


 以下のように記述を改められてはいかがでしょうか?

  • ハートリー-フォック法(HF法) …RHF法(閉殻系分子、1つのMOに異なるスピンの電子2つ)、ROHF法(開殻系分子、1つのMOに異なるスピンの電子2つ、1つのMOに不対スピンとなる電子1つ)、UHF法(開殻系分子、α電子とβ電子を別々の軌道に)

また、略称だけでなく正式名称、たとえばRestricted Hartree-Fock(制限HF)、Restricted Open-shell Hartree-Fock(制限開殻HF)、Unrestricted Hartree-Fock(非制限HF)などを加えた記述も欲しくなってきます。現段階のシンプルな記述を損なわないようにするならば、方法論の説明の記述を詳しくするfinnegan's wakeさんの編集案にまずは賛同いたします。--Kimi 2006年11月7日 (火) 14:58 (UTC)[返信]

ご指摘どうも有り難うございます。ROHFの説明のミスを、ぜんぜん見逃していました。お恥ずかしい限りです。まずは全くご指摘どおりに編集してみることにします。今後とも宜しくお願いいたします。--finnegan's wake 2006年11月9日 (木) 14:54 (UTC)[返信]