ノート:関西水力電気

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室生発電所について[編集]

参考文献に挙げている『東邦電力史』(東邦電力史刊行会、1962年)に、奈良県・室生発電所について次のような記述があります。

大正8年6月、古刹室生寺近くの宇陀郡三本松村地域の事業を、大和電鑪株式会社という地方の小会社から譲り受けた。この譲受けによって同社の室生川水力発電所195.7kWを引き継ぐことになった。(『東邦電力史』6-7頁より引用)

その一方、2019年4月18日に関西電力が出した室生発電所廃止についてのプレスリリースには、1920年8月14日運転開始と明記があります。この違いはどこから…と関西水力電気の事業報告書(J-DAC「企業史料統合データベース」収録)を探したところ、1920年上期(4-9月)の第30回事業報告書に「第六発電所(室生川)」について1920年4月17日工事施工認可、8月3日落成届出、8月14日仮使用認可、9月29日本認可、という記述を発見しました。仮使用認可=運転開始、なのでプレスリリース記述の出典と思われます。

ということで1920年8月運転開始は確実なのですが、『東邦電力史』の記述も正しいと考えるならば未開発水利権を引き継いだということかもしません。--継之助会話2020年11月10日 (火) 15:48 (UTC)[返信]