ノート:金為時

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気仙金氏の由来について[編集]

気仙金氏の由来について

・”太田亮『姓氏家系大辞典』でも、新羅系渡来氏族、阿倍倉梯麻呂の後裔の2説をあげている。”

⇒これは金氏を名乗る系譜がいくつかあることを上げているのであって、気仙金氏が新羅系渡来氏族と言っている分けではありません。ミスリードをしてはいけません。

・”鈴木真年『百家系図稿』巻3,岩井”を気仙金氏が新羅系渡来とした記述。

⇒古代氏族等を探す際によく使う『百家系図稿』ですが、(気仙)金氏・金成氏の複合家系図では何れも安部氏を祖としています。新羅系についての根拠として阿倍倉梯麻呂の根拠を摩り替えて記載するのは些か悪質と思われます。

*もし新羅系渡来の記載を復活される方がいる場合は、適切な根拠を提示するよう願います。

--113.213.249.210 2012年9月8日 (土) 07:36 (UTC)[返信]

ご指摘について回答させて頂きます。
①太田亮『姓氏家系大辞典』における記載内容
同書2395ページの「5.阿倍氏流」の節の中では、気仙の金氏の出自について、阿倍氏族と新羅系渡来氏族説の2説を提示しており、いずれが正しいかの結論は述べておりません。以下斜字部分の通り同書より引用します(漢字は新字体に修正)
陸奥話記に「気仙郡司金為時等を遣はして、頼時を攻めしむ。」 <中略> 此の金氏は新羅帰化族か。或は日頃市長安寺の伝「金氏は阿倍倉橋丸の裔孫」とあるによるべきか。
②『百家系図稿』の評価
『百家系図稿』等、鈴木真年らが収集した系図類を評価した著作として最大のものである、宝賀寿男『古代氏族系譜集成』において、以下の通り阿倍倉橋麻呂後裔説を否定しています。
  • 同書1674頁において、「鈴木真年『百家系図稿』巻3,岩井」を根拠に金徳師から金為時を繋げる系図を掲載し、以下の通り述べています(斜字部分引用)。
金徳師に始まり、 <中略> 系図で相当信頼できるものと考えられる。
  • 同書1677頁において、『安倍正統氏族系譜』による阿倍倉橋麻呂から金為時を繋ぐ系図を掲載し、以下の通り述べています(斜字部分引用)。
金氏は皇別の阿倍朝臣姓を仮冒したが、その系図として『安倍正統氏族系譜』があげられる。 <中略> この系図は為時より前は全く信頼できない。
上記出典に基づき、記載を復活させていただきます。--Snap55会話2012年9月8日 (土) 17:42 (UTC)[返信]
①回答有難うございます。まず『姓氏家系大辞典』ついては、再度確認したいと思いますが出来れば中略の部分を記載していただけないでしょうか?
②『百家系図稿』については、やはり安部氏の記述しかない為、それを引用元として新羅系を主張する現在の表記は間違いかと思われます。金氏について残されている古い文献では百家系図稿と陸奥話記等がありますが、在野の宝賀寿男の二次資料については初耳でした。『古代氏族系譜集成』で出てくるであろう新羅系の出典等も今後確認したいと思います。有難うございます。--113.213.249.210 2012年9月18日 (火) 16:18 (UTC)[返信]
以下回答致します。
①『姓氏家系大辞典』については、容易に閲覧可能と思われますので、お手数ですがご自身にて内容をご確認下さい。
②では『古代氏族系譜集成』を出典として記載致します。
--Snap55会話2012年9月19日 (水) 15:56 (UTC)[返信]