ノート:退官

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私が本項目を立項した時に「大学教授から退職することをもしばしば退官というが、私立大学において用いられるのは明らかな誤用である」としました。最新版では「大学の教員も教官と通称・俗称されるため、国公立大学のみならず私立大学でも教員が退職することをしばしば退官ということがある」に書き換えられています。私立大学の教員を教官とよぶのは、おそらく戦前の帝国大学以来の伝統を誤って私立大学に援用したものであり、誤用としかいいようがありません。そもそも「官」吏でないのですから。もしかしたら改訂版の執筆者は、自動車学校の「教官」を連想し、私立の教員が教官と呼ばれる事例は特殊ではないと思ったのかもしれませんが、自動車学校の教官は、都道府県公安委員会の検定を代行する「みなし公務員」だから「教官」なのです。私立大学の文書において(例えば「~先生退職記念」と記した紀要)、「退官」の字を用いたものをみたことは 今まで一度もありません。私の人生で、私立大学教員を「退官」「教官」とよぶ人を三人みましたが、すべて一般人でした。--タビックスJapan会話2012年6月23日 (土) 14:35 (UTC)[返信]