ノート:農業革命

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農業の開始?[編集]

申し訳ありませんが、農業の開始を「農業革命」と呼ぶことの根拠をお示し願えますでしょうか。一般に「農業革命」といえば、18世紀にイギリスで行われたノーフォーク農法などの導入による農業構造の変化を指します。OxfordのDictionary of British Historyなどでも、その様に解説されています。また、この用語は高校の世界史でも習う程度に一般的であり、山川の世界史B用語集にも記載されています。ですので、お手数ですが、出典の方をお願い致します。 コータ 2006年9月30日 (土) 08:17 (UTC)[返信]

  • 出典は、私の高校時代の世界史の授業です。農業の開始をもって農業革命と赤のチョークで板書され教わったもので・・・。ノーフォーク農法をもって農業革命と呼ぶのは、私が教わったのとは別の農業革命でしょう。意味が数種類あるのではないでしょうか。


202.180.220.226さん=かまとんかちさん(初版投稿者)、と理解して宜しいでしょうか。それとも別の方でしょうか。出典が高校時代の世界史の授業とのことですが、申し訳ありませんが、出典として不適切と言わざるを得ません。まず、高校の世界史で習ったという202.180.220.226さんの記憶が正しいことを証明しなければなりませんし、また記憶が正しかったとしても、その、農業革命についての授業内容が適切なものであったのかという点について検証しなければなりません(少なくとも現在の世界史教科書の内容に反しています)。授業で習ったという記憶だけでは出典として適切ではありません。
それと「意味が数種類あるのではないでしょうか」とのことですが、一般的な言葉であれば幾つかの意味を持つことも珍しくありません。しかし、「農業革命」という言葉は学術用語であり、歴史学における専門用語です。専門用語において多義性を容認してしまうことは議論と研究におけるディスコミュニケーションを引き起こしかねません。そもそも専門用語とは複雑な概念におけるそういった齟齬を回避するために用いられるものですので、まったく異なる概念に対して多義性を認めてしまったら専門用語としての存在価値が無くなってしまいます。
確かに農業の開始を指して「農業革命」と呼ぶ人もいるかもしれません。しかし、学術用語として「農業革命」を見た場合、その用法は明らかに間違っています。歴史学に興味のない人が間違って使う分には仕方ないとしても、少なくとも歴史学的な見地からは容認できない用法です。202.180.220.226さんによれば、「農業革命」はマルクス主義の言葉らしいですが、もし仮にマルクス主義でそのような用法をするのであれば、信頼できる出典をお示し下さい。その際、可能であれば複数の出典をお願いします(一人が使っているだけではただの誤用という可能性が残ります)。その上で、出典のコンテキストや著者の経歴などを検討し、マルクス主義全体に敷衍できる用法であることが確認できれば、マルクス主義における特殊な用法として記述することができるかもしれません。
現状、202.180.220.226さんの用法が間違っているという明確な根拠として、"Dictionary of World History"(Oxford University Press)、"Dictionary of British History"(Oxford University Press)、『世界史B用語集』(山川書店)を挙げることができます。以上三点はリファレンスですので明確に定義が述べられています。また定義はありませんが、「農業革命」の使用例についてであれば、イギリス近代関連の文献を何点か挙げることもできます。202.180.220.226さんの記憶以外に反証の無い現状では可及的速やかに記述を改める必要があると言わざるを得ません。 コータ 2006年9月30日 (土) 13:11 (UTC)[返信]

横からすみません。素朴な疑問としてなのですが、アルビン・トフラーの『第三の波』で農業の開始を「農業革命」というタームで表現していて、結構それが人口に膾炙していたように記憶しております。en:The Third Wave (book)にも「agricultural revolution」と出てきています。イギリス史学用語としての「農業革命」について加筆するのは当然のこととしても、トフラーの唱える「農業革命」についても触れておいた方が良さそうな気がします。トフラーの同書はかなり世界に衝撃を与えましたし。どうなんでしょうかね。--shimoxx 2006年9月30日 (土) 16:03 (UTC)[返信]

shimoxxさん、ご指摘有り難うございます。なるほど、トフラーの『第三の波』が元凶でしたか。未読ですが、名前くらいは聞いたことがあります。察するに202.180.220.226さんの先生もトフラーを真に受けていた、という所でしょうか。正直な所、学問的な正確さという点ではかなり問題のある用法です。でも、まあ、トフラーは別に歴史学者という訳ではないので歴史学的な正しさなんかはどうでも良かったのでしょうね。専門用語を都合の良いように意味を変えて使われた、という感じがしますが、"agriculture"も"revolution"も割と一般的な言葉だし、よくあることといえばよくあることなので、仕方ないです。とはいえ、歴史学では「農業革命」といえば本来の、18世紀におきた農業生産上の技術革新であり、実際、ちょっと手元の文献を見直してみた所、18世紀の農業に関する記述ではどの本も「農業革命」として説明してありました。トフラーの影響は皆無みたいです。そうは言っても、根拠が明らかになった以上(かまとんかちさん、202.180.220.226さんの言うマルクス主義との関連については無根拠のままですが)、トフラーの用法も盛り込むのが適切でしょうね。そこで本来の学術的な用法に関する解説に記述を改めた上で、「なお、トフラーは『第三の波』にて……」みたいな感じで軽く触れた上でアルビン・トフラーに誘導しようと思うのですが、いかがでしょうか。英語版では曖昧回避を入れて、別項目にしているみたいですが、202.180.220.226さんの高校時代の記憶に依存する記述を除くと、現状では別項目とする程の情報量は無い様に思われますので。 コータ 2006年9月30日 (土) 17:44 (UTC)[返信]
そ、そ。トフラーの本は各方面に大きな影響を与えてはいます(自分も中学校の公民だかで「農業革命・産業革命・情報革命」ってのを習いましたな)けど、「農業革命」っていう用語が厳密性を持って使われてた訳ではなかったような印象があります。ですんで、本文中で触れるにしても、詳しく記述するまでもなく、コータさんの仰るとおりの方向性で十分だろうと思います。--shimoxx 2006年9月30日 (土) 19:24 (UTC)[返信]
とりあえず、書き直しました。出典が怪しいため、マルクス主義云々は盛り込んでいません。そのうち暇を見て、もう少し、ちゃんと書きます。 コータ 2006年10月3日 (火) 17:24 (UTC)[返信]
 中尾佐助の『栽培植物と農耕の起源』176頁に「灌漑、か本科の1年草の未熟狩り」の段階を指して「新石器農業革命」という記述あり。ちなみに、同書によれば、ドライファーミング(や、でかい水田)による栽培が2次農業革命、3圃式が3次農業革命で、本項で取り上げるものは「4次農業革命」(厳密には、輪栽式、中耕式、家畜の舎飼いと飼料の開発、栽培が特徴)といい、「アルプス山脈以北で行われ」アジアやアフリカには興っていないとして「日本でもやるべきだ」と示唆する。で、「面で栽培する」2次農業革命は、何処でも麦の栽培から興っていると書いてある 方荒らしー 牧畑ー--220.254.1.125 2012年1月10日 (火) 04:00 (UTC)[返信]