ノート:胡坐

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歴史認識が不自然ではないでしょうか?
 現代の足を組む胡坐は、姿勢が悪くなり、肩凝りや腰痛などの原因を作る、無理がある間違った座法と言えます。古い時代の日本には、もっと楽で姿勢の良い座り方が、幾らでもありました。「楽座」、「安楽坐」、「半安座」、「達人座」、「吉祥坐」などなど。したがって、古式に則った正式な座法であるかのように書くのは、適切でないと思います。
 現代に伝わる、足を組んだ誤った胡坐の座り方のルーツは、戦国武将が威張って床机に座る様を模した、現代で言うところの、宴会芸のエアー椅子だったとする故老の話があります。
 したがって、記事に見られる「平安・鎌倉時代には宮廷につかえていた女官たちも胡坐をかいていた。」は、事実誤認または誤情報の可能性が高いと思われます。宮中の作法を現代に伝える有力社家の方々が、そんな作法はなかったと指摘しておられます。
 現代人の感覚では、宮中で胡坐をするのは礼に失すると思われがちですが、本物の胡坐は姿勢が悪くならず、姿を大きく見せて威厳を保つことも出来たため、天皇以下多くの者が用いていたそうです。その名残りは、徳川家康などの戦国武将の肖像や、ひな人形のお内裏様の座法としても見ることが出来ます。
 すなわち、足を組むことなく両足の裏を向い合せて背筋を伸ばして座るものです。
 宮中の殿上人が座る姿を、下々の者が目にする機会はなかったようですが、雅楽の楽師の座り方として一般人の目に止まったことから、楽座の呼び方が残っています。さらに、江戸時代の初期頃は、ほとんどの者が楽座を崩した、足を組まない胡坐、すなわち半安座で座っていたという説が故老の話として伝わっています。研究家の間でも有力な説のようです。
 ところが、江戸時代の後期になると、なぜか「現代風に足を組む体に悪い胡座」姿のひな人形が増える傾向が見られる、とのことです。
 一企業の研究所が発行した書籍のみを信用せず、日本の古い宮中の仕来りを今に伝える有力社家の故老の話や、古い時代に作られたひな人形などの姿を頼りに、内容を修正する必要があるのではないでしょうか?
 少しでも肩凝りや腰痛に悩まされる人を減らすためにも。--Ray.Crosmy会話2014年9月17日 (水) 23:41 (UTC)[返信]