ノート:神通川

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「神通川」の読み[編集]

社会科教師を名乗る匿名(?)の個人ブログ『いいかんじ』の記事「ささやかな功名心」によれば(信頼できる情報源には相当しませんが)、『標準地名集』が神通川を「じんずうがわ」としているのは誤りで、可能な範囲ですでに訂正されている、ということになります。ただ、このブログに記載されているやり取りが事実としても、『標準地名集』が何らかの典拠、あるいは意図によって神通川を「じんずうがわ」としていた可能性は残ると思います。

『標準地名集(自然地名)』が「増補改定版」か「増補改訂版」かは国立国会図書館の書誌情報でも表記揺れがあり(「増補改定版」「増補改訂版」)、デジタル大辞泉hontoでは「増補改訂版」、Amazon.co.jpでは「増補改定版」としています。実際の書籍は確認していませんが(両表記が混在している可能性もありそうです)、とりあえず国土地理院の「技術資料目録」に従います。刊行年度が「55」となっているのは昭和56年(1981年)3月だから昭和55年度、ということでしょうか。 --KAWASAKI Hiroyuki会話2014年6月4日 (水) 08:14 (UTC)[返信]

コメント (追記) 国語辞書をいくつか確認したところ、「神通」は大辞林(第三版)デジタル大辞泉、広辞苑(第五版)、新明解国語辞典(第七版)、岩波国語辞典(第四版)ともに「じんずう」です。「-づう」で終わる見出し語は、大辞林が「融通」の別表記、大辞泉が「円通」の別表記を挙げているだけで、広辞苑にはありません。
現代仮名遣い」において、「融通」は「現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等」として「ゆうずう」を本則、「ゆうづう」を許容としており、これに倣えば「神通」も「じんずう」が本則です。なお、現代仮名遣いで挙げている音読みの「ち」「つ」の連濁の例を分類すると、「入れ知恵」(いれぢえ)・「茶飲み茶碗」(ちゃのみぢゃわん)は複合語、「世界中」(本則:せかいじゅう)の「中」は接尾語で、「ちゅう」と読む場合とは意味が区別されています(大辞林の「じゅう」と「ちゅう」)。音読みの熟語は「融通」だけです。大辞林・大辞泉・広辞苑に掲載されている「-」で「-ずう」と読む語は「融通」を含めすべて仏教語、もしくは仏教語由来なので、むしろ呉音「ツ」の転訛と考えるべきかもしれません。
「神通川」の語源はさておき、「固有名詞などでこれ(現代仮名遣い)によりがたいもの」とは言えず、かな書きは「じんずうがわ」が本則のはずだが、さまざまな理由から「じんづうがわ」という表記も広く行われている、ということになるでしょうか。 --KAWASAKI Hiroyuki会話2014年6月4日 (水) 11:34 (UTC)[返信]
もしかしたら、読みのほうが先で漢字は当て字かもしれませんよ。根拠は何も無いのですが。ウィキペディア的には、あらゆる説を持ち寄って併記ですかね? 機会があったら調べてみます。ちなみに河川大事典は「じんつうがわ」でした。--Triglav会話2014年6月4日 (水) 11:44 (UTC)[返信]
富山県立図書館によるリファレンス事例富山県立図書館だより 第72号で紹介されていますが、語源は諸説あるもののはっきりせず、表記の参考になりそうなものはありません。
コトバンクの『日本の地名がわかる事典』に「河川法では『じんつうがわ』」とあるのが何を指しているのか調べても分からなかったのですが(政令の振りがな?)、水管理・国土保全局(旧河川局)では「じんつうがわ」としているようです。コトバンクの『世界大百科事典』第2版・『百科事典マイペディア』、あと『ブリタニカ国際大百科事典』電子辞書対応小項目版は「じんづうがわ」です。 --KAWASAKI Hiroyuki会話2014年6月4日 (水) 12:36 (UTC)、修正:2014年6月4日 (水) 12:41 (UTC)[返信]
そうですか、残念ですね。県立図書館をあてにしていたのでお手上げです。--Triglav会話2014年6月4日 (水) 12:42 (UTC)[返信]
報告 独自研究にならないと思われる範囲で記事中に注記しました。 --KAWASAKI Hiroyuki会話2017年3月10日 (金) 12:16 (UTC)[返信]