ノート:斎場

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語義変遷についてのメモ書き[編集]

斎場というと、世間様的には今はもっぱら葬儀会場・火葬場のことになっていますが(神道関係者が激怒しそうだけどな)、この語義変遷について。にちゃんねるの関係スレッドで聞いてみたことについてのメモ書きです。というか、もともとこの項目を立ち上げたのはそのスレッドで斎場の意味について話題に出たのが発端だったりします(火葬場とかの項目で「斎場」が赤リンクになってるのが気になっていたというのとのあわせわざ)。

  • 火葬場が「火葬場」を名乗らなかった例、など[1]
1938年改築の大阪市長塚葬儀場。現在の北斎場にあたる。「火葬場」ではなく「葬儀場」を名乗っていた。
仮説として、1970年~1975年頃に「建て替えを機に改名したところが多かったのではないか」というものが提出された。旧越谷斎場・秩父斎場が1973年頃、深丘園が1971年、久保山は1980年(久保山は戸塚斎場の完成がきっかけとなったらしい)。
  • 本来の仮設儀式場ではない意味での「斎場」の使用例[2]
長塚葬儀場では、葬儀場に併設された固定的な葬儀会場施設を「斎場」と呼んでいた(長塚葬祭場の建設時資料。pdf)。遅くともこの時期にはすでに、仮設儀式場ではない恒常的な施設をも「斎場」と呼ぶようになっていた。
  • 東京博善の改名時期[3]
東京の葬祭業界大手の東京博善は、1955年に施設名を「火葬場」から「葬祭場」に改名した(火葬場という呼び方を忌避したのでしょう)。更にその後、施設名が「斎場」に変更されている(この時期については現段階では未確認)。
矛盾しない追加情報だけど、東京博善の町屋斎場は、明治時代の地図では「町屋火葬場」になっている(国立公文書館の東京都市計画図の該当部分)。