ノート:擲弾兵

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

RPGやパンツァーファストの射手とか爆弾三勇士を擲弾兵として扱っていいのでしょうか?

爆弾三勇士は工兵でしょ?--uaa 2008年12月1日 (月) 18:13 (UTC)[返信]

人力または歩兵が携帯できる発射装置で爆発物を投擲して戦闘に参加するのが擲弾兵ですので、パンツァーファウストやRPGを使う兵士は完全に擲弾兵の範疇でしょう。

爆弾三勇士の所属は工兵大隊ですが、戦闘工兵として攻撃に参加しているので、これも近代の擲弾兵の一形態として紹介しても宜しいかと思います。2008年12月2日 (火) 15:16 119.150.5.89による投稿。--uaa 2008年12月3日 (水) 19:54 (UTC)[返信]

歴史的に見ても、戦闘工兵と擲弾兵はいずれも歩兵連隊内の特別な職種として別個に登場しています。爆発物を設置する等の手段で敵の施設を破壊ことが工兵の任務の一つですが、爆発物を投擲して火力支援する擲弾兵とは全く別物でしょう。

”現代に蘇った擲弾兵”というのも大げさな表現だと思います。現在では擲弾は一般歩兵が標準的に装備しているものであり、グレネードランチャーの類も歩兵部隊の装備品でしょう。”現代の軍隊では全歩兵が擲弾兵でもあり、「擲弾兵」という言葉は精鋭部隊の名誉称号となっている。”というのが正解だと思います。--uaa 2008年12月3日 (水) 19:54 (UTC)[返信]

擲弾兵が現役で爆弾を投擲して戦闘に参加していた時代だと、戦闘工兵と建設工兵いった明確な区分はなかったかと思いますし、擲弾兵が現役だった時代には砲が非力でしたので、火力支援といった概念もありません。

現在の兵士はほぼ全員が手榴弾を装備していますが、近年の傾向ではグレネードランチャーやライフルグレネードの配備も同様に一般化して来ていますが、これは歩兵の打撃力の中心がグレネードに傾斜している傾向を示しており、かつての擲弾兵が銃隊である戦列歩兵に取り込まれて消滅してしまった事から見れば、第一次大戦を契機に“復活”しはじめ、現代においてはライフル装備の歩兵が「擲弾兵」に変異しつつあると見なして良いのではないでしょうか?

また、「擲弾兵」という言葉が精鋭部隊の名誉称号というのも、英国近衛兵連隊の一部がたまたま保持していた部隊名だったというだけで、特に「精鋭」を指す言葉でない事は、現実の英国近衛兵の「擲弾兵」部隊は機甲部隊・空中強襲部隊といった一般兵科に配置されている事からも分かると思います。2008年12月4日 (木) 11:14 119.150.4.107による投稿。--uaa 2008年12月4日 (木) 21:29 (UTC)[返信]

ノートに書く時は署名をお願いします。それと、毎回IPが変わっていて混乱するのでアカウントの取得もお願いします。

”戦闘工兵と建設工兵いった明確な区分”についてですが、当時の建設工兵は非戦闘員であり(つまり”兵”でもなかった)、戦闘工兵は擲弾兵やドラム手と同様に歩兵の一職種でした。今以上に明確に違います。そして、戦闘工兵の主な任務は敵の防御施設の破壊です。

近代戦の火力支援とは違うでしょうが、初期の擲弾兵(ルイ14世の頃)の任務は強力な破壊力の兵器で敵の陣形を崩すという意味では火力支援であり、現代の擲弾射手と役割は一緒です。その後、擲弾兵部隊が中隊や大隊規模になって精鋭部隊として使われるようになりましたが。

以上のことから、擲弾兵に戦闘工兵を含めるのは妥当ではないと思います。

「現代の軍隊に於いては歩兵は皆擲弾兵の役割も果たす」という点については認識が一致しているようですね。名称の件ですが、”精鋭部隊”とは特殊部隊のようなものだけでなく、功績のあった部隊やある程度優秀な兵が集まった部隊も広い意味で”精鋭部隊”とされます。というか、どこの国の軍隊でも自軍の兵士を”精鋭”にしたがりますから。「擲弾兵」という言葉は「精鋭部隊」という意味を持った名誉称号であり、意地悪く言えば景気付けみたいなものでしょう。--uaa 2008年12月4日 (木) 21:28 (UTC)[返信]

アカウント未取得ですが、前回の続きです。

<工兵について> 擲弾兵が現役だった16~17世紀の工兵についてですが、当時の高級軍事技術者の多くは例外なく軍事施設建設の専門家でもあり、工兵はその指揮下で戦時に城塞の拡張や修理を行ったり、野戦の仮設施設を建設するなどが主な任務であり、敵の城塞を攻撃する際にはその破壊や無力化のための新たな建設作業を行う集団でした。

工兵は歩兵として戦闘に参加するのではなく、建設作業を通じて戦闘に参加していましたが、建設作業の進行を敵の攻撃から防御するのは雇用主の果たすべき義務であり、戦闘完遂のためにクリアすべき必須の条件でもあり、この点から工兵が直接の白兵戦闘に従事しない伝統が生じました。

工兵の雇用形態は歩兵の多くを構成した傭兵と同じく報酬に基づくサービス提供でしたが、傭兵の専門性(武芸の専修)が歩兵の戦列歩兵化で不要となる過程で、工兵の専門性が際立つようになり、現在の英語でも土木建設(民間)が"civil engineering"と別記される事にも、その名残を見る事ができます。(例のオサマ氏もサウジでの民間建設業で得たノウハウと資材・機器をアフガン戦争[対ソ連]に投入し、ムジャヒディン各派の中で台頭しました)

しかし、防御施設の中核だった城塞が砲の発達で防御力による戦略的存在意義を失う19世紀末になると、工兵の仕事は野戦において仮設される防御施設ながら強力な防御力を有する事で各国軍の間に広く広まった塹壕陣地の構築や、敵の塹壕陣地の破壊が主となって行きます。 野戦での建設作業は工兵が敵の攻撃に晒され、戦闘に巻き込まれるケースが増え、この頃から工兵も自衛用の兵器で武装するようになって行き、この頃から”戦闘工兵と建設工兵いった明確な区分”が発生します。


<“火力支援”について> 現代の野戦における“火力支援”という言葉は、戦術的に配置される基本ユニットである砲兵の発揮すべき火力(榴弾による攻撃)が敵の砲兵のそれに比べて著しく劣っている場合や、堅固な防御陣地に対する攻撃時に、一時的に通常より濃密な火力を提供しなければならない場合に、臨時で追加される火力を指します。

この用途には、イギリス軍がインドにおいて打撃を受けた戦訓から採用されたロケット弾を使用する事がナポレオン戦争時代から始まり、第二次大戦時からは独ソ両軍が使用するようになった多連装ロケット砲が使われる事が多くなりました。


<擲弾兵に戦闘工兵を含めるのは妥当か?> 既に区分としては絶滅した『擲弾兵』を兵科として紹介する場合には、往時の工兵と混同する事はあり得ない事です。

しかし、日露戦争~第一次大戦初期に前線の兵士が始めた手榴弾の自作・使用によって、擲弾を使用した戦闘が復活し「現代の軍隊に於いては歩兵は皆擲弾兵の役割も果たす」という現状に至る過程が、どのような変遷を辿って来たのかを読者が理解する上でも、第一次上海事変での事例は興味深く理解しておいた方が良い歴史的事実だと思われます。

このため、『近世における擲弾兵』で絶滅したかつての『擲弾兵』について記し、その後の『擲弾兵の復活: Stoßtrupp』の冒頭に、日露戦争~第一次大戦初期に擲弾を使用した戦闘が復活した事を説明した方が良い構成になると思います。

また、『擲弾兵』という名称が、精鋭部隊の称号としてや、士気鼓舞の目的で使用された事も、『近世における擲弾兵』と『ドイツにおける擲弾兵』に記されていますので、こちらは読者にも伝わっていると思いますが、より強調したい場合には別項を設けるのも良いかと思います。--119.150.19.116 2008年12月6日 (土) 03:57 (UTC)[返信]

レイアウト整理しました。画像はブラウザの種類や設定によって見え方が違うので、あまり凝った配置はしない方がいいです。

あと、記述の誤りを何カ所か修正させて頂きました。

  1. 30年戦争・・・は明らかに誤りです。擲弾兵の誕生はルイ14世の時代です。
  2. 擲弾兵が消えていったのは擲弾が使われなくなったのと同時ではありません。時代の流れは、擲弾兵が本当に擲弾を投げてた→擲弾は使われなくなる→擲弾兵は本当の意味での精鋭部隊として残る→”擲弾兵”は名誉称号となる→擲弾が復活→全歩兵が実質的な擲弾兵   です。
  3. 伝統的な服装に最新式の小銃というのはイギリスの近衛兵だけのことではなく、イタリアやフランスの親衛隊等、西ヨーロッパでは珍しくありません。従って、実戦部隊でもあるから新型小銃を持っているとも言えません。--uaa 2008年12月6日 (土) 21:36 (UTC)[返信]

レイアウト変更良い感じだと思います。特にサルデーニャ擲弾兵の写真は良いですね。記章の説明も兼ねられるので、冒頭に持ってきた方が良いかもしれませんね。--220.150.179.171 2008年12月8日 (月) 13:08 (UTC)[返信]

お褒めいただき有難うございます。しかし、あくまでも「擲弾兵」という言葉の第一義的な意味は近世の擲弾兵なので、現代に残る名誉称号の擲弾兵は冒頭には相応しくないでしょう。--uaa 2008年12月11日 (木) 18:26 (UTC)[返信]

了解です。尚、擲弾戦術を導入した成功例としてベトミン軍を追加し、PRG系と第三世界という括りでまとめました。ベトナムの中学校では今でも軍事教練の時間に、擲弾突撃を教えています。--119.150.4.33 2008年12月12日 (金) 15:57 (UTC)[返信]

了解です。尚、擲弾戦術を大規模に導入した例としてベトミン軍を追加し、PRG系と第三世界という括りでまとめました。今でもベトナムの小学校では、軍事教練の時間に擲弾突撃のやり方をゲーム化して教えています。--119.150.14.48 2008年12月12日 (金) 16:08 (UTC)[返信]

冒頭に画像を複数貼ったり大きくすると下に食い込んでしまいます。--uaa 2008年12月15日 (月) 05:40 (UTC)[返信]