ノート:拡大自殺

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項目名について[編集]

「拡大自殺」っていう言葉、初耳なんですが、本当に存在する用語なんでしょうか。記事中には定義のような説明があるものの引用文献や参考文献はまったく提示されてない。いったい、この用語は、どういう分野で使われる術語なのか、そのくらい示してもらいたいです。--222.148.78.171 2006年11月18日 (土) 02:56 (UTC)[返信]

extended suicideで検索してみると、病理学、特にpschopathology(精神病理学)とかOffenderTherapy関連のサイトで見つかりますね。いずれにせよ、本項目の記載は極めて不充分で、このままでは調べ物の役に立たないと思いますが。--Kogane 2006年11月28日 (火) 04:51 (UTC)[返信]
出典が求められていたため、私の知っているものを紹介しました。米国の銃乱射事件とかで割と一般的だと思ってました。--提督 2007年4月6日 (金) 19:25 (UTC)[返信]
「スーサイド・バイ・コップ」という名前で新聞にこの概念が出てたことがありました。ソースは忘れました。--210.146.93.238 2009年1月19日 (月) 17:52 (UTC)[返信]
見出しとインデント設置しました。--124.108.255.51 2015年10月21日 (水) 13:29 (UTC)[返信]

改稿[編集]

これまでのこの項目の内容は、死刑になるために殺人を犯す、「間接自殺」についての解説となっていましたので、文献を引用しながら、拡大自殺(extended suicide)についての記述に改めました。これまでの記載との関連がわかるように、間接自殺(スーサイド・バイ・コップ)との異同についても記載しました。 --2012年7月1日 (日) 07:54 (UTC) 2012年7月1日 Tadkato--以上の署名のないコメントは、Tadkato会話投稿記録)さんが 2012年7月1日 (日) 07:54 (UTC) に投稿したものです(124.108.255.51による付記)。[返信]

見出しを設置し署名補足しました。--124.108.255.51 2015年10月21日 (水) 13:29 (UTC)[返信]

Suicide by copとは違うのでは?[編集]

この項目はwikipedia外国語ページのSuicide by cop(警察官を用いた自殺)に対応しており、ノートのでのやりとりを見ても拡大自殺や間接自殺との混同が見られるようです。しかしSuicide by copと、拡大自殺や間接自殺は違うと思うのではないですか?。ちょっと気になったのでそれぞれの概念についてノートで述べておきたいのですが。
Suicide by copとは警察官が自分を撃つよう仕向けて、それによって自殺する人のことです。他者を殺害するとは限りません。拡大自殺は他者を巻き添えにして自殺する事であり、間接自殺は死刑になることを目的として殺人など重大犯罪を実行する事です。いずれも自身の死を目的としており、それを達成するに当たり法やその他の社会規範に反する行いをします。しかし概念や定義としては別だと思います。以降で間接自殺やSuicide by copについて、概念や定義に関わる説明した文章を文献から引用していきます。


まずSuicide by copですが、これはFBIの報告書であるFBI LAW ENFORCEMENT BULLETIN1998年8月号で説明されています。

"Upon hearing the term "suicide by cop," the average person would probably think of police officers who take their own lives. However, to law enforcement officers, this phrase refers to an individual who wishes to die and uses the police to effect that goal. The following case serves as an example of this phenomenon."
(「警官による自殺」と聞くと、大抵の人は警察官が自殺することを思い浮かべるのではないだろうか。しかしながら法執行官が思い浮かべるのは、自身の死を欲する者が警察官を利用して目的を達成することである。以下の事案がこの現象の参考例となるであろう。)
"A terrified woman called police because her ex-boyfriend was breaking into her home. Upon arrival, police heard screams coming from the basement. They stopped halfway down the stairs and found the ex-boyfriend pointing a rifle at the floor. Officers observed a strange look on the subject’s face as he slowly raised the rifle in their direction. Both officers fired their weapons, killing the suspect. The rifle was not loaded."
(おびえる女性が警察を呼んだ。彼女の元彼が自宅に侵入してきたからだ。臨場した警察官は地下から叫び声がするのを耳にした。警察官が階段を半分ほど降りたところで足を止めると、元彼が床に銃口を向けてライフルを構えているのを見つけた。警察官は、被疑者が怪訝な表情を浮かべながら、彼らの方へ銃口を向けてくるのを現認した。これに対し2名の警察官は射撃を行い被疑者は射殺された。被疑者のライフルには弾が装填されていなかった。) — FBI LAW ENFORCEMENT BULLETIN、1998年8月号

この事例で述べられている元彼は誰も殺していません。ライフルは携帯していたものの装填はされておらず、その銃は人を殺せる状態では無かったということです。彼女の家に侵入していますから侵入罪は成立しうる事案ですが、もちろん侵入罪で最高刑までは行きません。Suicide by copとは警察官に自分を撃たせて死に至ることが目的だということが、FBIのレポートで明言されています。


次に間接自殺ですが、こちらについては中田修氏が1964年に著したレポート「間接自殺について」から引用します。全編はアカウントがないと読む事が出来ませんが、1ページ目は試し読みすることができます。そこで間接自殺の概念ついて説明されています。

「間接自殺とは、直接に自殺するかわりに、死刑の執行を受ける意図のもとに、殺人などの重大犯罪をおかすことである。」 — 中田修、「間接自殺について」-MedicalFinder

こちらも概念は明確で、死刑を故意に受けようと重大犯罪をおかすことです。死刑が自殺手段であり、重大犯罪は自殺手段を用意する為の手段ということ。先ほどのSuicide by copの事例と比較すれば、確かに件の元彼は犯罪を行っていますが侵入罪であり、死刑を受けるような重大犯罪ではありません。また彼は死刑を受けることを目的として誰かを殺してはおらず、それどころか弾を抜いたライフルを用意していることから、むしろ他者への直接的な危害を最低限に抑えています。決定的に違うのは刑罰としての死刑を自殺手段としているのではなく、警察官を手段としている点です。

私見ですが、これらのことを鉄道における自殺行為で例えると、以下のようになるのではないでしょうか。

  • Suicide by cop:電車に飛び込んで故意に轢死する
  • 拡大自殺:新幹線に放火して自殺
  • 間接自殺:駅で「誰でも良かった」と通り魔殺人を行い死刑になる

最後に内容と編集について意見を述べます。過去にはSuicide by copについての記述があったようですが今は無いので、ここのところの混同は解消されたと考えています。他言語版のSuicide by copへのリンクですが、これは恐らく過去の内容からそちらへのリンクが付けられたのでしょう。日本語の拡大自殺に相当するMurder–suicideという記事があるので、そちらへリンクするよう修正するのが妥当と考えます。--2400:4020:9EC1:2A00:9044:69CC:EB14:53B0 2017年2月24日 (金) 04:35 (UTC)[返信]