ノート:四式陶製手榴弾

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この手榴弾の名称は本当に「四式陶製手榴弾」でしょうか? アジア歴史資料センターで見てもそのような文書は見つかりません。複数の引渡目録で「手榴弾四型」や「仮称手榴弾四型」とされているものが、この手榴弾の正しい名称だと思います。 この手榴弾の英語での名称の初出となったのは、"US Naval Technical Mission to Japan"の"List of Equipment Shipped to Oil, Indianhead, MD."にあるものだと思いますが、ここでは Model 4 Pottery Hand Grenade と書かれており、同リストでは「~式」を全て「Type ~」と英訳しているので、これを考えても「四式」ではなく「四型」であったと判断されます。 アメリカで Model 4 Pottery Hand Grenade を Type 4 Pottery Hand Grenade と誤記したものが、そのまま日本へ入り「四式」という誤った和訳がつけられたのではないかと思います。海軍の内令兵を探しても昭和19年にそのような名称で正式採用された記録はありません。