ノート:四五式二十四糎榴弾砲

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四五式と糎(サンチ)の質問[編集]

四五式二十四糎榴弾砲(よんじゅうごしきにじゅうよんさんちりゅうだんほう)とありますが、発音について「よんじゅうごしき」ではなく「よんごおしき」ではありませんか?  「りゅうだんほう」とありますが、「りゅうだんぽお」ではありませんか? つぎに「糎」は「さんち」ではなく「せんち」ではありませんか?--yatiyochan 2009年8月17日 (月) 04:25 (UTC)[返信]

ご指摘ありがとうございます。これは確かに「よんご」式ですね。個人的に明治・大正時代の制式兵器を「年式」で呼ぶのが染み付いてまして(「さんじゅうはちねんしき野砲」とか)ミスりました。「糎」については当時の呼称「サンチ」を何の疑問もなく書いておりましたが、他の日本軍火砲の記事は「センチ」で読んでますので、これもセンチとしました。ちょっと寂しいですが。さて「榴弾ぽう」ですが、現在の陸自ではそう呼んでるみたいですが、旧軍でも同様だったのでしょうか?これについての知識が私にはありません。もしご存知でしたら、追記していただければと存じます。--LondonRaven 2009年8月17日 (月) 06:23 (UTC)[返信]
訳あって追記いたしませんのでノートにて失礼します。LondonRaven様も既にご存知のとおり、同砲は明治に制式化された際にはフランス語発音に倣って「四五式二十四珊榴弾砲」と表記し「さんち」と発音されておりました。のち1924年(大13)5月の勅令第117号「度量衡法施行令中改正」にともない、同年7月1日 陸普第2463号(丙)「度量衡法施行令中改正ニ伴ヒ兵器名称改正ノ件通牒」にて「各種兵器ノ名称中「密」「珊」「噸」等ノ文字ハ総テ「粍」「糎」「瓲」 等新令ニ依ル文字ニ改ムルコトニ被定候条承知相成度候也」として、これ以後「四五式二十四糎榴弾砲」と表記するとともに「さんち」を「せんち」に発音するようになったと理解しております。 つぎに「りゅうだんほう」については、日本文法において撥音「ん」の後はハ行は「○」がつくことになっています。例えば「憲法」(けんぽう)、戦法(せんぽう)など‥‥山砲も「さんほう」と読むことはないはずです。これに従えば「りゅうだんぽお」(りゅうだんぽう)と発音するのが自然と思います。旧軍出身者(奄美大島要塞に在隊)の方もそのように呼んでおられました。なお「ぽお」か「ぽう」かはお任せします。--yatiyochan 2009年8月17日 (月) 10:25 (UTC)[返信]

「榴弾砲」の読み方について[編集]

「榴弾砲」の読みは「りゅうだんぽう」ではないか、とのご指摘を受けて、その後調査したところ「りゅうだんほう」とするのが妥当と思われる結果となりましたので、ちょっと記述いたします。

  • 日本語の発音における音便法則(注:「文法」ではありません)では、通常撥音「ん」の後のハ行は半濁音となる。例:「憲法」「関白」…等
  • 陸上自衛隊では「りゅうだんぽう」と呼称している。旧陸軍については史料的確認はできなかったが同様である可能性は高い。
  • しかし、主要な日本語辞書(『広辞苑』『大辞林』『日本国語大辞典』等)を調べると、どれも「りゅうだんほう」だった。ちなみに「山砲」は、どの辞書も「さんぽう」であった。
  • NHK『日本語アクセント辞典(改訂新版)』も同様で「榴弾砲=りゅうだんほう」「山砲=さんぽう」であった。
  • 音便法則において、例外が存在する。例:「初年兵=しょねんへい」「十進法=じゅっしんほう」

以上のことから「榴弾砲」読みは「りゅうだんほう」として記述いたします。もちろん異論のある方は今後、編集していただければと思います。

ところで、音便法則の例外を挙げて気づいたのですが、「榴弾砲」という名詞は、その字義構造が「野砲」や「山砲」と異なるのではないか?という気がしました。 すなわち「野砲」は「野で使う砲」、「山砲」は「山で使う砲」ですが「榴弾砲」は「榴弾を撃つ砲」であり、字義の意味するポイントが違っています。このあたりが読みを違わせる理由につながっているのかも知れません。違う理由については、今のところ確認できていませんが、今後調べるに値する興味深い問題かなと思っております。--LondonRaven 2009年8月23日 (日) 07:42 (UTC)[返信]