ノート:受領

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現在受領の蓄財エピソードの例として藤原利仁が挙げられています。しかし、このエピソードの舞台はむしろ初期の武士が軍事力維持のために国衙との田堵負名契約を結んで与えられた富豪経営権の場と想定できる敦賀の館です。また、招かれた五位とは正にこれから受領に任命されるであろう階層であり、中央官界においては同一階層の官人でありながら、その富を見せ付けて圧倒しています。これらのことを考え合わせると、どうもこの富は、彼が受領として蓄積した富も元手としては含まれているにせよ、主体は地方での富豪経営によって生み出されたものであり(正に受領が租税徴収対象としたもの)、むしろ地方富豪層、田堵負名、富豪百姓の集積した富を物語るエピソードなのではと思えてなりません。利仁将軍はこのように受領階層と初代の武士、さらには地方における富豪百姓という3つの顔を持っているので受領蓄財の例としてはちょっと不適当と思われます。ですから彼のエピソードは削除したいと思うのですが、いかがでしょうか。--ウミユスリカ 2005年12月7日 (水) 00:25 (UTC)[返信]

削除に賛同します。--shimoxx 2005年12月7日 (水) 11:11 (UTC)[返信]
蓄財の例として挙げてあるのですか? もっと広く受領の一例として挙げてあるのかと読んでしまいました。つまり、受領の蓄財の話は、2つ上の段落で終わってて、1段落挟んで、説話集に見られる「受領」の様子という構成なのかと。受領蓄財の例としてなら、確かに不適切だと思います。ウミユスリカさんが、このノートにお書きになられたような、多面性をもった受領の存在についても記事にあったらいいなぁと思いました。--oxhop 2005年12月7日 (水) 15:45 (UTC)[返信]
確か、当初は蓄財のことに関しての例として挙げられていたのが、受領像の多様な面が加筆されていくにつれ、ほとんど文面は元のままで今のような場所に落ち着いてしまったというのが実情ですね。当初の記事はひたすら搾取者、蓄財者としての側面に偏っていて、下手すると政務にすら関心がなかったかのような偏った内容でしたから。先だってShimoxxさんのノートにも書いたのですが、できたら国衙で強権を振るいつつも、朝廷の勤務評定をクリアすることに腐心し、なおかつ田堵負名の私兵によるテロにおびえて勤務に励む、中間管理者としての受領像を浮き彫りにする解説を、目標に据えて加筆に取り組みたいと思います。ほかの記事、特に生物系の執筆にも追われているのでのんびりと行こうと思いますが。--ウミユスリカ 2005年12月8日 (木) 13:04 (UTC)[返信]
なるほど、そういうことでしたか。それでしたら、その説話集の段落は、「沿革」という節から切り離して「説話集に見られる受領の姿」等の節を作るのはどうでしょうか?--oxhop 2005年12月11日 (日) 08:19 (UTC)[返信]